2007.02.05 Monday

それでもボクはやってない

まず、痴漢という犯罪は海外ではないらしい。
たしかに朝の同じ時間帯に乗車率200%って言うこと自体が海外にはない習慣なのだろうなと。
周防監督がNYで試写会をしたときもまず、痴漢という犯罪について説明をする必要があった。(ビデオポッドキャスティングでごらんいただけます。)
実際に、海外の人はこれをみて、日本人なら笑わないところで笑ったそうだ。
周防監督はそれに少なからずショックを受けた。

この日本の司法制度のおかしさ、矛盾を突いた映画をあえてつくった本人にもかかわらず、ショックを受けたそうだ。
なぜかというと、こんなおかしな司法制度のもとに成り立っている日本代表としてその場にいたからである。
日本人として恥ずかしいという思いに駆られたのだ。

海外から見ると、こんな茶番、ありえない、バカらしいと笑ってしまうことうけあいなのだけど、そんな海外から笑われるような司法制度によって我々日本人は人生を左右され、時には人生を失ってしまうことがある。
そんなバカらしいこと!と一笑に付すことのできないリアルな現実がここにはある。
主人公、金子徹平の視点は我々日本人ならすごく共感できる、そう、どこにでもいる日本人の視点と同じである。

え?どうしてボクが?
なんで、こんなことに?

大きな疑問符が頭の上に浮かびはするが、その答えは出ぬまま、彼は理不尽な取調べ、調書によって、裁かれてしまう。
きっとこれが別の国のことなら、少しは笑えるかもしれない。
だけど、これはまさに日本、我々の住む国の、そして自分にもいつ降りかかるかわからないものだと自覚したなら、さすがに笑えないのだ。
現にこの映画で笑ったのは、竹中直人のシーンだけだった。
あとはただただ、理不尽な恐ろしい日本の司法制度の現状に震えるだけだった。

こういう行為を許してしまう日本自体を問い詰めたいが、痴漢をする犯罪者、そしてそれを回避することのできない鉄道会社、企業、不当な方法で有罪にしてしまう警察、司法、すべてを問い詰めなければ撲滅など無理だ。

すべての人が泣き寝入りする世の中などあってはならないはずなのに。


映画の話に戻りますが、最後の言葉は印象的です。
灰色の裁判所の壁に映し出されるようにはっきりと、描かれるこの言葉に深く考えさせられるのでした。
あと、エンディングの曲も非常にこの映画にマッチしていて、印象的です。
この曲を聴くことで恐怖ややるせなさがやわらぐのです。
急ぐ必要がないのなら最後まで映画をみる(歌を聴く)ことをお勧めします。

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| maita-k | 映画 | 20:43 | comments(1) | trackbacks(0) |

2006.05.07 Sunday

バタフライ・エフェクト ディレクターズカット

バタフライ・エフェクト
プレミアム・エディション

アシュトン・カッチャー
エリック・ブレス
J・マッキー・グラバー
B000AM6R00

レンタルでみたバタフライ・エフェクトにはエンディングが2種類あって、どちらもそれなりな感じがしたんだけど、実はもうひとつディレクターズカット版というのが存在している。
それは販売されているDVDにしかついてないものだったので、あたしはわざわざこれを購入した。
わざわざと書いているけど、買っても無駄ではないというか買う価値があると思うものだから、問題ないのだけど。
ディレクターズカット版はレンタルDVDについている2つのエンディングとはさらに趣きを替え、さらに衝撃的な、まさに自己犠牲の究極の形をとっている。
今までこんなハリウッド映画があっただろうか。
確かにあまりにもハリウッド向きではないために劇場公開版はまったく異なるエンディングを用意せざるを得なかったわけだが、それでも、この映画はタイムパラドックスによっておきる矛盾さを感じさせないいわゆるジェットコースタームービーとして見事に完結している。
もちろん、「感じさせない」のはその映画を見ている間であって、見終わると「・・・あれ?」と思うようなところは多々あるのだけど、それを補っても余りある充実感が得られるだろうとあたしは思っている。

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| maita-k | 映画 | 21:43 | comments(0) | trackbacks(1) |

2006.05.07 Sunday

ゲロッパ!

ゲロッパ ! GET UP
西田敏行 井筒和幸
常盤貴子
B0000C7P8A

井筒監督の作品って実はみたことなかった。
なのでこれが初井筒。
以前、知りあいの人が「ゲロッパ!」を友達に薦めて回ってるというのを知って、そんなにおもしろいのかなーと思いつつずっとみてなかった。
映画公開当時、本当にジェームズ・ブラウンが来日したような記憶があって(調べてみると公開後にやはり来日してたらしい)映画にもでてるのかなーとか期待して見たんだけど、でてなかった・・・。
そりゃそうか、ギャラすごいもんな。あれくらいの人になると。
と、まぁそれはさておき。
西田の演じるヤクザの親分が非常にコミカルで人情厚く、そしてかわいらしいのが面白い。子分の岸辺、山本たちもチンピラぶってはいるけど、やっぱりかわいらしい。現実のチンピラなんてこんなかわいさ微塵もないんだろうけどね。

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| maita-k | 映画 | 21:15 | comments(0) | trackbacks(0) |

2006.05.07 Sunday

ゼブラーマン

ゼブラーマン
哀川翔 三池崇史
鈴木京香
B00016ZLIO

哀川翔主演100作目となる記念作品。
脚本はくんく。
B級ムービーで普通終わってしまうところをこれだけ豪華なキャストでやってしまうところにおそらく価値があるのかと。
主人公の手作りの衣装の素人くささや特撮の甘さ、中性子爆弾に中性子爆弾(made in usa)って書いてある単純さとかがすべて狙ってるんだろうなと思えて、逆に新鮮。素直に笑える。
鈴木京香のゼブラーナースも無意味にでてきてしまう(意味はあるのかもしれないけど)ところがいい。
ストーリーもありがちで、わかりやすくて、そうきたらこうだろう、みたいな流れが思いっきり読めるんだけど、主人公が本当に普通の「おじさん」ってことだけで、その単純なストーリーさえ、感動しちゃう。
しかし、どうしてゼブラーマンになると強くなっちゃうのか、最後突然パワーアップしちゃうのかの説明がなくて、少々強引過ぎるなーとは思ったけど、ま、いいんじゃない?
渡部篤郎の演技もいかにもすぎて笑えちゃうし、かっこよかったな。

| maita-k | 映画 | 21:01 | comments(0) | trackbacks(0) |

2005.11.06 Sunday

ヴァージン・スーサイズ


ヴァージン・スーサイズ
ジェームズ・ウッズ
キャスリーン・ターナー
キルステン・ダンスト
B00005HTH1


ソフィア・コッポラの初監督作品。
1970年代のアメリカのごく平凡で保守的な街にすんでいた5人姉妹の自殺を回想する男性によって物語は進む。
末娘の自殺を皮切りに美しい姉妹たちの一瞬の煌きが古ぼけたフィルムのような独特の色彩感覚で描かれるさまは非常に美しい。
特に、四女役のキルスティン・ダンストの美しさが印象的。
思春期の少女にしてはバランスの取れたスタイルとスローモーションで映し出される彼女の微笑みは男性でなくてもぐっと引き寄せられるだろう。

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| maita-k | 映画 | 21:05 | - | - |

2005.11.06 Sunday

東京タワー

東京タワー 通常版
黒木瞳 江國香織
源孝志
B0009FJN72


「恋はするものではなくておちるもの」
そう人はよく言います。この映画でも岡田くん扮する透が冒頭にいいます。
でも、後半で岸谷吾朗扮する浅野がこう言い放ちます。
「恋はおちりゃいいってもんじゃないんだよ」と。
ああ、なんかすっきりした、このセリフ。

透と詩史(しふみ)の恋愛は確かに純粋な恋愛で周りを傷つけてでも愛することは止められない、という類のものなんでしょう。
でも、その周りを傷つけるってことにおいて、一般の恋愛と異なり不倫は本当に傷つく人が多いのも事実です。
浅野であれ透の母であれ、愛するものを奪われる苦しみは筆舌に尽くしがたいと思います。
人を苦しめて成り立つ恋愛には相当の覚悟がいると思うのですが、この映画はそのあたりが丁寧に描かれていないので、主人公の二人がひどく浅はかな行動を繰り返しているようにしか見えないのです。
二人の逢えない切なさや逢えたときの快楽ばかりがクローズアップされ、この二人の存在がひどく浮ついたもののように思えます。
さらに透には恋愛以外での描写がないために、どうして詩史がそれほどまでに透に惹かれるのかが描ききれていません。
詩史からの電話を待つだけの毎日、詩史の好きな本を読むだけの毎日。
与えられるだけで、自分からは与えるものがないように見えます。
なので、透はまさに詩史にもてあそばれているようにしか見えず、おもちゃ云々のセリフがひどく皮肉にしかきこえないのでした。

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| maita-k | 映画 | 17:51 | - | - |

2005.11.06 Sunday

ブラウン・バニー


ブラウン・バニー
ヴィンセント・ギャロ
クロエ・セヴィニー
B0002XG8L0


なんとなく雰囲気がダウンタウンのまっちゃんににてるヴィンセント・ギャロの監督作品。もちろん脚本も演出も主演もギャロ。

超映画批評で高得点をとっていたので期待してみたけど、見終わったあと「・・・。」と何もいえなかった。
そもそも、あたしのもっているDVDがどうも字幕がでないようになってしまっていて、部分部分しか字幕が出なかったせいもあるだろうなとおもう。
ポイントとなる部分をつかめきれずに終わってしまった。
ポイントがわからずに、最後の10分あたりのシーンをみてしまうと、なにがなんだかわからずただのポルノ映画かと思ってしまう。
あとからWebでようやく意味がわかったあたしはきっとこの映画のよさを理解しきれなかった部類だろう。

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| maita-k | 映画 | 14:19 | - | - |

2005.11.05 Saturday

THE BUTTERFLY EFFECT


バタフライ・エフェクト
プレミアム・エディション

アシュトン・カッチャー
エリック・ブレス
J・マッキー・グラバー
B000AM6R00

仕事から帰ってきてから餃子をつまみ、映画を見る。
見よう見ようと思ってずっとみてなかった映画
THE BUTTERFLY EFFECT」。

デミムーアと結婚したのかどうなのか未だによくわからないアシュトンカッチャーが主演。

このタイトルは蝶のはばたきが地球の裏側では竜巻を引き起こすという、カオス理論を象徴する言葉なのだけど、それって風が吹けば桶屋が儲かるみたいなもんかね。
誰でもみんな思うことだと思うけど、あのときこうしていれば・・・とかあのときああしていたら・・・がこの映画ではどんどんおきる。
昔、フジテレビで「if」という番組があったし、グゥィネス・パルトロウが主演の「スライディングドア」も確かそういう話だったような気がするのだけど、この映画はそのギミックを効果的に使った作品にしたてていたと思う。

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| maita-k | 映画 | 23:32 | - | - |

2005.05.08 Sunday

ニューシネマパラダイス

ニュー・シネマ・パラダイス
完全オリジナル版

フィリップ・ノワレ
ジュゼッペ・トルナトーレ
B00005V2JF


日頃、ためにためている映画を見ていこう運動をすることに決め、早速今夜は「ニューシネマパラダイス」をみてみました。

名前とかはだいぶ前から知ってて、そして泣ける!と有名な作品なのに今まで見たことなかったのです。

見た結果。

3回も号泣。

2時間くらいかと思っていたら3時間もあってびびったけど、よかったです。
楽しいとか悲しいとかそういう一言では言い表せない映画ですな。
最初のあたりは別になくようなところもないんだけど、最後に近づくにつれて、いたるところで泣かせどころがありまして、一人おうちでないておりました。メェ〜。(←それはちがう)

今日は2作品見ようと思ったけど、3時間もあったのでまた残りの一作品は明日以降です。

お嬢の満足度(5段階評価)★★★★☆

| maita-k | 映画 | 23:04 | - | - |

2005.04.24 Sunday

真夜中の弥次さん喜多さん

宮藤官九郎初監督作品
真夜中の弥次さん喜多さん」をみにいってきた。


感想は、ハイレグジーザスのまちゃひこがパンフレットに寄稿した最後の文章に尽きる。
「自分が心底面白いと思えるモノがエンターテイメントのド真ん中に来るなんて想像もしてなかったよ。ありがとう、宮藤さん!!」

これ。まさしく、あたしもこれ。
こんな作品がちゃんとした予算のもと、豪華俳優陣を使って全国ロードショー向きの映画になるなんて数年前まで想像だにしなかったから。
あたしが大学時代に演劇にハマっていろんな劇団や役者を知る機会があったのだけど、その当時に演劇というカテゴリの中で自分の楽しめるものを表現していた人たちが今は日本のエンターテイメントの第一線にいてるわけで、阿部サダヲとかクドカンをテレビでみているとほんと不思議な気持ちになってくる。そして同時に非常にうれしくなってくる。

まぁ、そんなことより、映画の話だけども、この映画はギャグ映画であると見せかけて実はめちゃめちゃ青春アンドラブストーリー。
弥次さん喜多さんのやることなすことぜんぶ爆笑モノなんだけど、それは二人が愛し合ってるからこそ、なんだなぁこれが。
ホモを哂うという感じは一切なくて、あー素敵だなーあたしもこうやって誰かに愛されたいナーって、素直に思える。

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| maita-k | 映画 | 13:27 | - | - |

2005.03.16 Wednesday

君に読む物語

君に読む物語


とある男女の恋物語とかいてしまえばなーんてことはないのだけど、主人公たちが17歳から老齢になるまでの半生(というか人生)を叙情的に描き出している。

老人男性が同い年くらいの女性に物語を詠み聞かせるシーンから始まり、物語はその男性の読む物語そのものに移行していく。
彼が読む物語の主人公たちの恋愛が非常に甘酸っぱくそして切ない。
読み聞かせてもらっている女性はどんどんその物語に聞きいっていくのだけど、後半あたりでこの物語と読んでいる男性、詠み聞かせてもらっている女性の関係が徐々にわかってくる。
別にその時点で先が読めてしまってつまらない、という類のサスペンスでもないので、物語の筋が分かった上でも充分楽しめる。
浮ついた恋愛しか出来ない人には共感できないかもしれないけど、誰かひとりを心から愛することのできる人にとってみれば非常に共感できる作品。
今までこれほどまでに人を愛したり愛されたりしたことがないのでちょっとうらやましいなぁと思いながら。

| maita-k | 映画 | 13:51 | - | - |

2005.01.25 Tuesday

ひかりのまち


ひかりのまち
シャーリー・ヘンダースン
ジナ・マッキー
マイケル・ウィンターボトム


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イギリスの幸せでもなく不幸でもない(いや、少し不幸かも)家族(人々)の約1週間を映し出した作品。
何気ない風景や人々の心の動きに思わず涙してしまう、というような作品なのだろうとamazonの評価を見る限りそう思う。
きっとこれで感動しなくちゃダメなんだろうと思うのだけど、あたしは「ナディア」という女性が出会い系でであった男性となかよくなり、ある夜はじめて性的な関係を持ったあとにひとりでバスに乗りながら涙を流すシーンのみ、共感できた。
解釈はひとそれぞれなのだけど、好きなんだけどそれ以上深入りできない雰囲気を彼から感じ取ってしまったというような気持ちを表してるのかなぁ。なんて。
(このあと、本当に彼は他の女性と寝てしまうのだけど)
夜の街並できらめくネオンにてらされてバスの中で泣くナディアはロストイントランスレーションのそれと何か似た雰囲気を持っていて、すごく切なかった。
好きでも届かないものはある。確実にある。

| maita-k | 映画 | 14:42 | comments(0) | trackbacks(0) |

2004.12.20 Monday

CQ

CQ
フランシス・フォード・コッポラ


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コッポラの息子さんの作品。
娘さんのほうはこの映画にもチョイ役ででているあの「ロスト・イン・トランスレーション」監督ソフィア・コッポラですね。
同じコッポラつながりでみたわけですけれども、どちらがよかったかときかれたら断然ソフィアの作品です。
こちらの作品はみる人が見たらとてもおしゃれでおもしろくてサイコー!と思うかもしれないのですが、あたしはあいにくバカなのでおしゃれなだけではすきとは思えない。
確かに、主役の女優さんはモデル出身だけあってものごっつい美人です。ありえねーってくらいね。
でも、それだけなんですよね。あたしにとって。
ソフィアの映画にある「物憂げな日常の断片」みたいなものがあたしは多分好きなのです。
決して煌びやかではないありきたりな毎日の中にこそある綺麗で儚いもの。
ふと気付いたときに感じる驚きや切なさとか、そういうものを映画に描き出すのがうまいと思います。
こちらのコッポラさんは別にそういうものを表現したいわけじゃないと思うので、ソフィアのつくるものと比べるのは失礼なのかもしれないですね。

いまんところ、続けてみたいと思うのは「みつばちのささやき」と「ひかりのまち」です。
どちらもコッポラと何の関係もありませんが。

| maita-k | 映画 | 20:30 | comments(0) | trackbacks(0) |

2004.12.12 Sunday

ロスト・イン・トランスレーション

ロスト・イン・トランスレーション
ビル・マーレイ

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ソフィアコッポラ監督作品。
大スペクタクルロマンでもなければ、息もつかせぬスリルもないし、サスペンスでもない。
東洋の片隅トーキョーで出会った二人の男女のどこにでもあるような、だけど珠玉の一作品。

ビルマーレイ扮する往年のハリウッドスターとスカーレットヨハンソン扮する旦那の仕事についてきた若妻。
二人は文化も習慣も違う東洋の片隅トーキョーで自分の場所を見失う。
気にもかけずにただ先送りにしてた「自分の存在意義」や「価値」をふと顧みる瞬間、そこにとめどなく流れ込む空虚な時間。
トーキョーという名の別世界のネオンに照らされて、おもむろにどうしようもない寂しさに襲われる。
二人はそんなトーキョーで出会い、淡い「恋愛」をするのである。
お互い愛する妻や夫がいる。もちろん、不倫するつもりもない。
ただお互いの隙間に流れ込む寂しさを癒しあえる相手をみつけただけ。
それはきっと、アメリカでは感じないし、みつけられない。異国の地だからこそ、見つけられるもの。

全編に漂う寂しさと切なさが明度の低い淡色で描かれているようなそんな雰囲気を感じた。
もちろん実際の映像が淡色で描かれているのではないのだけど、映像と二人の心情が見事にマッチしていて、何気ないシーンでも突然涙が溢れそうになる。

なにげないのだけど、あたしにとってはとてもかなしくてせつない素敵な映画です。

| maita-k | 映画 | 20:18 | - | - |

2004.12.05 Sunday

スクール・オブ・ロック

スクール・オブ・ロック
スペシャル・コレクターズ・エディション

ジャック・ブラック

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ジャックブラックの映画を見るのはこれが初めてです。
なんか愛しのローズマリーとか出てますよね、彼。
おもしろそうなんですけどね、顔がね、怖いの。
ダチョウ倶楽部の上島を凶悪にしたような顔なんですけども、やっぱりこの映画では最強に怖いシャウト面のカットがありました。
ツェッペリンの曲を車の中で歌うときの顔、あれは多分子供が見たら泣きます。

ストーリーとしては、まぁあるわけない、といってしまえばそれでオワリなのだけど、あったらおもしろいね、という見方をすればいいかな。
結局みんないい人ばかり、なのが少々物足りないのですけど、いうなれば「天使にラブソングを」のロック版みたいなもんでしょうかね。家族でにこにこ楽しくみれるよい映画です。こういうのあたしはすごく好きです。
HR/HMに対して勉強が足りなくてそのおもしろさを十二分に味わうことができてないとはおもうんですが、それでもおもしろかった。子役がみんなうまくてねぇ、楽器の演奏はもちろん演技もうまくて感心。
この映画のために楽器を練習した、とかそういうんじゃないんですね、みんなプロとか幼いころからやってる、とかそういう子供ばっかり。アメリカってほんと才能の宝庫ですね。

これ、続編とかでてほしいなぁとおもうのはあたしだけかな。絶対おもしろいよな。

| maita-k | 映画 | 23:41 | comments(0) | trackbacks(0) |

2004.12.05 Sunday

神に選ばれし無敵の男

神に選ばれし無敵の男
ティム・ロス
ヴェルナー・ヘルツォーク
ヨウコ・アホラ
アンナ・ゴラーリ

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あたしの中では、ですけど。
タイトル負け。

えぇ。タイトル負けです。タイトルの書体に負けました。

タイトルとタイトルの書体のかっこよさに思わず借りてしまいましたが、日本人にとってユダヤ人と諸民族の問題についてはよくわからないというか共感しにくいところがあって神格化したような表現はあまりピンとこないのです。
神に選ばれた、という感覚がそもそもわからない。力が強いのは神様のおかげであり、それはユダヤ人だから、というような描き方はきっともっとそのあたりの勉強をしていると心情を理解できるのだろうと。
別にあたしは差別的なことをいいたいわけじゃなくて、もっとそれならば神が選んだという人々の描き方をもうちょっとドラマティックにして欲しかったなということです。
確かにティムロス演じる預言者は少々おおげさな演出かもしれないですけど、ヨウコアホラ演じる力持ちの男はベルリンまで見世物小屋で働くためにでてくるというのがなんだかなー。
自分の力を試したい、どうして神はこんな力を与えてくれたのか知りたい、という理由はもっともなんだけどもだからって見世物小屋かよ!という。
そして、結局些細な怪我から死んでしまうのですから、神が力を彼に与えた理由をもうちょっと明確にしてくれたらおもしろかったかもとおもうのですね。ただ、これ実話を基にしてますからストーリー自体を変えるわけにはいかないのですけれども。

| maita-k | 映画 | 23:29 | comments(0) | trackbacks(0) |

2004.12.04 Saturday

ラブ・アクチュアリー

ラブ・アクチュアリー
ヒュー・グラント

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いやー、こんな映画クリスマス前にみるもんじゃないす。
男に捨てられた独り身のオンナには堪えるっスよ。
ラブラブカポーがみるための映画だわ、まじで。
いろんなカポーがでてくるんやけども、熟年夫婦のカポーと障害者の弟を抱える女性とデザイナーのカポーはほんまに可哀想。
熟年夫婦のカポーは旦那が色目使われてちょっとふらっとしてしまうんですけどね、自分用に買ってくれてると思った金のネックレスが実は若い女のこのためのもので、旦那は全く別のプレゼントをくれるんですわ。
あれ、ほんま泣ける。
BGMで流れている曲も「愛ってなんですか?愛って私にはわからない」みたいな歌詞なんやけど、ほんま泣けた。
あのせつなさって世の男性はわかってくれないんちゃうかな、ってくらい、切ない。
旦那が他のオンナと浮気してるって決定的になる瞬間やからね。
ああいうのは経験したくないわ・・・。
それと、障害者の弟を抱える女性の話も救いが無い。
それでも彼氏はクリスマスに彼女を迎えに行く、みたいな展開を期待してたのにあれじゃ、障害者の家族を持つ人は恋はあきらめるべきだ、みたいな感じに映る。
酷いわ、この映画。
まぁ、ヒュー・グラントはありえへん大統領で変に楽しめたけど。
それ以外はなんかすごく救いの無い悲しい映画。
彼氏に裏切られたことのある女性は見ないほうがヨロシイ。

| maita-k | 映画 | 20:50 | comments(0) | trackbacks(0) |

2004.12.03 Friday

えいが

メモ書きです。

ROAD OF THE RINGS
スパイダーマン1.2
モンスターズインク
トイストーリー
リロアンドスティッチ
アイスエイジ
オーシャンズ11
X−MEN1.2
ラストサムライ
ざとういち
MATRIX
MI2
キルビル1.2
スターウォーズ1.2
少林サッカー
イングリッシュ・ペイシェント
ブラックホークダウン
アルマゲドン

| maita-k | 映画 | 19:24 | comments(0) | trackbacks(0) |

2004.11.26 Friday

マッハ ! プレミアム・エディション

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関連商品
キル・ビル Vol.2
ランダウン
スパイダーマン 2
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バレットモンク
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ワイヤーアクションもなし、CGもなし、スタントもなし。
あらすじは単純。盗まれた村の仏像の頭を取り戻すために街に出てきた主人公がいろんな敵と戦う物語です。
きっと、アクションがすごくなかったらダメ映画です。
アクションがほんとすばらしい。アクション映画素人のあたしがみていうんだから、間違いない!(え?そうなの?)
いや、確かにワイヤーアクションにありがちなゆらゆら感とか全然ないです。ほんとにやってるっていう感じがおもしろいんです。
特にナイスプレーみたいなアクションの場合、別アングルからとったナイスアクションをリプレイするんです。
こんなにすごいねんぞー!どーだ!みたいな頑張り具合が伝わってきて非常によろしい。ほほえましいです。

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| maita-k | 映画 | 15:54 | comments(0) | trackbacks(0) |

2004.11.24 Wednesday

MONSTER

MONSTER



「世界で最も美しい50人」に選ばれるほどセクシーで美人で非の打ち所のないシャーリーズ・セロンが「まさか自分にこんな役のオファーをもってくるひとがいるなんて」と驚いたというのもうなづける。
連続殺人犯アイリーン・ウォーノスは別に美人殺人犯じゃない。
歯並びが悪く下品で粗暴な中年女性だ。

その分、この映画はシャーリーズが13キロ以上も太って2時間以上かかる特殊メイクを施し、美女が醜悪な人間を演じるというところに注目が集まっているのが、損だなとおもう。
この映画がいいたいことはこのアイリーン・ウォーノスという女性がどうして罪を犯したのか、人を殺めなければならなかったのか、であって別にシャーリーズの大変身のすごさじゃない。
もちろん、この努力は本当にすごいしアカデミーで最優秀主演女優賞を取るには充分すぎるくらいの演技だったと思うのだけど、やたら美人女優がブサイクに変身というところだけが取りざたされて映画自体が過小評価されてしまっているのではないかと思ってしまうのだ。

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| maita-k | 映画 | 15:50 | comments(0) | trackbacks(0) |

2004.11.10 Wednesday

デンジャラスビューティー


サンドラブロックのことがすきならみろ!って言う感じの映画。
あたしはサンドラブロックを結構すきなので前からみたかった。
(でも、トゥーウィークスノーティスのサンドラはジャケットを見る限りおかっぱ前髪が顔と似合ってなさすぎなのであまり見たいと思わない)
FBIのブスな女性がミスコンへの潜入捜査のために2日間でニュージャージー代表に!といういかにもな設定が素敵。
基本的にこれは日本でいうならお下げ髪のメガネッ娘はイメチェンしたらとっても美人というヲタの好きな設定のひとつなので、脚本というかストーリー自体は目新しいものはないと思う。
ただ、最初のあたりのサンドラがほんまにブサイクで、あーあれじゃあかんよなぁ、というか「あたし、あんなんちゃうんもしかして・・・」という危機感さえ感じさせる演技だった。
他人のフリ見て我がフリなおせとはよくいったもので、ああいう髪型じゃだめよねぇ、とか思いつつ。
で、2日間で素敵なレディーになるのだけど、まぁ、現代版マイフェアレディーみたいなもんですかね。

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| maita-k | 映画 | 11:27 | comments(2) | trackbacks(3) |

2004.11.09 Tuesday

ドーン・オブ・ザ・デッド



予告編じゃありきたりでまっとうなホラー映画だったのに、見てみたら今までにないすごいホラー映画だった。
冒頭から理由の説明もなくゾンビが襲撃。
あれー?なんかすっとばして見ちゃったかなーとDVDのリモコンで確認してしまいそうなほどしょっぱなからパニック。
でもここをはしょっちゃった分、思い存分にゾンビや主人公たちを描けるわけで。
 
妊婦とかが登場人物にいた段階でもうその人の行く末はわかっちゃうんやけど、赤ちゃんのゾンビってなんかせつないわー。
単純に赤ちゃんもゾンビやで!っていう怖さを視覚的に表現してるだけやねんけどね、あたしはそうは見れなかった。
知り合いに子持ちがおるからなぁ。自分の命を受け継いだ新たな命がうまれた段階ですでにゾンビて、なんか辛いわー・・・とかおもったなぁ。
いや、これはわらいどころちゃうで、ほんま。

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| maita-k | 映画 | 18:06 | comments(0) | trackbacks(0) |

2004.11.09 Tuesday

バグダットカフェ

バグダッド・カフェ 完全版
マリアンネ・ゼーゲブレヒト
パーシー・アドロン


バグダットカフェという映画を見た。西ドイツ映画なんだそう。
なのに、英語しゃべってるな、みんな。
amazonによると傑作らしい。
あたしも、傑作というはなしだけはしっていてそれでTSUTAYAで借りてきた。
んで、酒でも飲みながらみるかーってみてみたんやけど。

んー、なんやろなー。
あたしの琴線には少ししかふれなかったなー。
男に捨てられてぽろぽろ涙を流すブレンダの女心はすごくよくわかったけど。
確かに、視覚的にも心情的にも素敵かも、っていうのはところどころにあるんやけど、やっぱド派手なアクションシーン満載のハリウッド映画ばっかりみてたらこういうミニシアター系の作品が琴線にふれへんようになってしまうんかなぁ。
あたしには、ええー?これでおわり?
みたいなかんじやった。

多分、一人で見たら寂しくなるねん。

友情のすばらしさを知りたいならこれをみるといいかもしれへんけど、どういうときにみたらもっとこの映画のよさを理解できるんやろう・・・?

| maita-k | 映画 | 17:35 | comments(0) | trackbacks(0) |

2004.11.05 Friday

アンダーワールド

アンダーワールド
スペシャル・エディション

ケイト・ベッキンセール





狼男対ヴァンパイアっつうことで、多分、ヨーロッパとかアメリカならこういうの好きなんじゃないのかな、と。
日本人はあんまりこういうの興味ないよなぁ。
もっと普通に「特殊能力を持った人種」という設定までで押さえておいたほうがいいのかも。
どーしても狼男っていうと「〜がんす。」とか言ってて吸血鬼っていうと「〜ざんす」っていってそうだもん。怪物くんの影響って大きいなぁ。ってあちきだけですか。

監督がMTVとかのPV出身の監督、というだけあって見せ方はかっこいいな、と思うところがいろいろ。
ビルの上からぴゃーっておりてくるところは「おおー!」ってかんじ。
あと、車を追いかけてくる狼男さんもなかなか。
ビジュアル的にはすごく好きな世界観なんやけど、描き方が浅すぎてなんかよーわからんまま終わってもたところが残念。
きっと、これドラマシリーズにしたらめっちゃおもろいんちゃうやろか?
バフィーと設定かぶるところとかあるかもしれんけどこっちの描き方のほうがダークでかっこいい。
少なくとも日本ではB級という烙印を押されてしまったこの映画、おしいですな。

| maita-k | 映画 | 12:03 | comments(0) | trackbacks(0) |

2004.10.27 Wednesday

ファインディング・ニモ

ファインディング・ニモ
さかなクン 二又一成
小山力也 郷里大輔
山路和弘 
アルバート・ブルックス


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吹き替え版で閲覧。
室井滋があたしは生理的にきらいなのだけど、吹き替えが彼女だったのでそれだけでドリーが嫌いになってしまったあたしをお許しください。
まぁ、実のところ、ドリー自体のなんでもすぐに忘れちゃって自分が迷惑かけてるのに気付いていないという性格自体も嫌いなのですが。
マーリンの声はとんねるずののりさんがやっててよかったです。
でも、どうしてこういう映画はおしなべてみんな俳優とかタレントが吹き替えをやるのでしょう?
うまい俳優さんもいるんですが、俳優さんは声だけの演技をすると下手な人が結構多いのですね・・・。日本は。
日本人は声だけで感情を表現したりすることには長けてないので、海外のアニメでは俳優が声をやっていても日本版はちゃんと声優さんを使った方がいいなぁと思います。

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| maita-k | 映画 | 14:20 | comments(0) | trackbacks(0) |

2004.10.26 Tuesday

Deadman Walking


デッドマン・ウォーキング
スーザン・サランドン
ショーン・ペン
ロバート・プロスキー
ティム・ロビンス

関連商品 ナッシング・トゥ・ルーズ
キャリー〈特別編〉
ディア・ハンター
I am Sam : アイ・アム・サム
シン・レッド・ライン
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ティムロビンス監督作品。
最後の最後までマシューが本当に無罪なのかどうかを隠しているところが脚本としては非常に巧いと思う。
観客はこの男が死刑囚のわりには尼僧ヘレンに対して暴力的なふるまいをせず、優しささえ感じさせるため哀れみを感じてしまうのだ。
物語の中盤あたりには既に殺人を傍観していただけ、という彼の主張を素直に受け止めてしまっている。

ヘレンが被害者の家族に冷たくあたられ、それでも最善を尽くそうと努力をする姿にも相乗効果がある。

無実かもしれない人物が死刑という極刑を宣告されるなんて、そんな理不尽なことがあるだろうか、多くの冤罪によって無実の人物が死という形で無理やり罪を背負わされているのかと思うと死刑など愚行でしかないのでは、と観客は思ってしまうのだ。

もちろん、被害者の家族の悲しみや苦しみと事件以降の家族の形、崩壊する関係なども強く訴えられてはいるが、すでに前述したような脚本・演出により観客は死刑囚マシューの味方となってしまっている。

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| maita-k | 映画 | 19:18 | comments(0) | trackbacks(0) |

2004.10.12 Tuesday

時計じかけのオレンジ

時計じかけのオレンジ
パトリック・マギー

ワーナー・ホーム・ビデオ
2001-08-23売り上げランキング 4,101
おすすめ平均 
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スタンリーキューブリックの名作。
直接映画を見ていなくてもタイトルとかジャケットなら知っているってひとも多いと思う。
わたしはまさにそれで、ずっと作品は知っていたけどみたことがなかった。
で、今年みたわけだけど。
率直に言うことを許されるのであれば、これほどの悪をわたしは知らない、といいたい。
きっとこの映画をPTAの方が見ればまっさきに青少年に有害な作品としてピックアップすることは想像に難くない。
彼らの行う行為について我々が認識しうる言葉で端的に表現するならば「悪」以外の何者でもない。
しかも純粋な悪、である。
そこに苦悩や葛藤は存在しない。

彼らの存在する世界は室内や衣装に斬新な近未来、前衛的な表現を垣間見ることはできるが非日常に囲まれた世界でもなんでもなくごく一般的な世界だ。
そこで老人を殴打したり、レイプしたり、殺人を犯す。
純粋な悪に対する嫌悪感はどこから生まれてくるのかわからないが、少なくとも彼らの行為に対して親近感は湧かない。
まぁ、今の日本では彼らの行為よりももっと凶悪な犯罪が行われているのでキューブリックがこれを作った当時ほどショッキング性、恐怖や嫌悪感は薄れてしまっているのだけど(それはそれで怖い)この映画自体の狙いは結局のところ、人間の凶悪性、純粋な悪を映像的に表現したかったのだとあたしは思う。
別に彼らに共感して欲しくてつくったわけじゃないはずなので、この映画を見て「主人公が最低だ」「最低な映画だ」と評するのは少し視点や論点が違うのだろう。

いろんな意味でこの映画はすごいなぁ、と思う。

| maita-k | 映画 | 23:10 | comments(0) | trackbacks(0) |

2004.10.04 Monday

STAR WARS 4,5,6


スター・ウォーズ
トリロジー DVD-BOX

発売日 2004/09/23
売り上げランキング 2

おすすめ平均
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B0001X9BMY



齢28にしてようやく全世界で有名な映画「STAR WARS」をみた。
なんでもみるのがおそい。ETも26歳くらいで見た。
怖い映画は未だに見たことがない。
「ポルターガイスト」も「13日の金曜日」も「死霊のはらわた」も「悪魔の毒々モンスター東京へ行く」も。
まぁ、そんな感じで初めて見てみたら、普通にレイア姫がおばさんにしかみえなかった。
姫といったらやっぱりもっと若くてキレイでチャーミングで、でもちょっと乙女でっていうのを思い描くわけなんだけども、このお姫さんはなにやらせても達者で気が強く、姫らしくない。
そんなことはもうたくさんのひとが語り尽くしてるからいいとして、わたしがはじめて見たバージョンはこのDVDになったリマスター版なのでジャバ・ザ・ハットが最初から若村麻由美のご主人だったりする。
それと同様に、starwars6のラストで3人のジェダイがたってるが、そこのアナキン・スカイウォーカー役の人が公開当時の人ではなくて、2でアナキンを演じたヘイデン・クリステンセンになっているというのも周りの人から聞いて知った。
つまり、ジャバさんとかアナキンさんを演じていた人は歴史から抹消されたっつうわけです。黒歴史です。
といってもこれだけ有名な作品なので抹消しきれないけども。

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| maita-k | 映画 | 19:17 | comments(0) | trackbacks(0) |

2004.08.15 Sunday

ショーシャンクの空に

ショーシャンクの空に
フランク・ダラボン



いつからかなぁ。
この映画を見たいと思いはじめて5年は軽くこえてるんやけど、映画館で見なかった映画はそのまま見ないことが多いので、この映画もみることなく今に至りました。
名作、名作と名高い作品なだけに変に安心してしまって急いでみんでもえーやん、とか思ってしまってたのも私のあかんところです。

実際、今日やっとみたわけなんですけど、確かにいい作品でした。
わたしは根性なしなのでメリハリのないシーンが続くと辛気臭くて早送りしてしまうんです。
せやけど、この作品では一回も早送りしようとおもわへんかった。
ティム・ロビンス演じるアンディーやモーガン・フリーマン演じるレッドの話す言葉がどれも深くて、どれも見逃したくないって思ってしまうんです。

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| maita-k | 映画 | 17:21 | comments(0) | trackbacks(0) |

2004.07.24 Saturday

メメント

メメント
ガイ・ピアース


やっとメメントみた。
時間軸が逆回転なので最初結構戸惑う。
逆なのと、昔の事件のきっかけとなった話が途中途中に差し込まれるので、ずっと「?」のまま見続けていたら、うそー!?そういうことなのー!?みたいなオチで終わってしまい、レンタルDVDの時系列ごとに編集したストーリーをみて、改めて納得。

10分で記憶をなくしてしまう主人公が頼れるのは自分だけ。
自分の記憶じゃなくて記録。
その記録が歪んでしまってもそれは彼にとっての事実なのですな・・・。

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| maita-k | 映画 | 17:13 | comments(0) | trackbacks(0) |

2004.07.23 Friday

イノセンス スタンダード版

イノセンス スタンダード版
士郎正宗

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士郎正宗のキャラ設定を利用した押井アニメという感じ。
1作目はちゃんと士郎正宗のアニメという感じがしたんだけど、今回は完全に押井作品。
このメイキングを少し見たんだが、そのときスタッフの人が「押井作品は1作目より2作目がいい」というようなことをいってた。
となると、この2作目はよい作品なのだろう。
ストーリーは難解で、説明することは至難の業。
1作目より宗教的で言葉遊びが豊富。
妙にセリフに格言とか名言みたいなもんが含まれてて、声優さんにとってこれはかなりやりにくかったんちゃうやろか、と邪推。
まぁ、プロやからだいじょうぶやろけど。
映像は白がだいぶ光彩を放っているように表現されてて映画館で見ると綺麗です。
描写も細かいし、デッサンの狂いも無い安定した感じが心地よい。
時間かけてつくってるなぁ〜っていうのがすぐにわかる。

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| maita-k | 映画 | 17:26 | comments(0) | trackbacks(0) |

2004.07.23 Friday

トゥルーマン・ショー

トゥルーマン・ショー
ジム・キャリー



アンドリューニコルが脚本のみ携わった映画、トゥルーマンショー。
トゥルーマンという男の人生そのまま24時間生放送ってことで、ハリウッドに超どでかいドーム型セットをつくり、生まれたときからずっとそのセットの中で真実を知らせずに生活させてる。

齢も30を過ぎてあるとき、ひょんなことから疑いを持ったトゥルーマンが前触れもなく突然あるビルのエレベータに乗ろうとしたら、セットがみえちゃったりするシーンがあるんやけど、ドーム型の完全な街を作ってるなら、裏方まで全部完璧につくりゃええのに、とか思ったり。

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| maita-k | 映画 | 17:01 | comments(0) | trackbacks(0) |

2004.07.19 Monday

CUBE

CUBE ファイナル・エディション
モーリス・ディーン・ウィント
ヴィンチェンゾ・ナタリ
ニコール・デボアー
デヴィット・ヒューレット
アンドレ・ビジェリック
グレーム・マンソン



あーーーーーだめだーっっ(号泣

あたしゃ閉所恐怖症です。
もーこういう密室というか閉塞された空間にもしわたしが閉じ込められたらどうしよう・・・と考えるだけでパニックに陥りそうになるわ。

しかも、脱出するためには数学ができなければならないときてる。
おいらみたいな数学まったくできない人間はもう絶対たすかりっこないぷ。

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| maita-k | 映画 | 14:56 | comments(0) | trackbacks(0) |

2004.07.18 Sunday

キリング・ミー・ソフトリー

キリング・ミー・ソフトリー
ヘザー・グラハム


「さらば、わが愛/覇王別姫」の監督、チェンカイコーの作品ということで借りてきたけど、はっきりいって、はずした・・・・・・・・・・・。

金髪のWebデザイナー(?)が、登山家の男とある日突然恋に落ち、出会ったその日にさっそく前フリなしで
「うわぁーー!」
って私が5mくらい引くほどの激しい・・・をし始める映画。

あんたらさっきはじめておーたばっかりやん!!!

なに突然部屋に入ったとたんにおっぱじめてんの!!!
これなんの映画やねん!!下手なAVでももうちょっと前フリあるやろ!
って普通に思いました。

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| maita-k | 映画 | 11:44 | comments(0) | trackbacks(0) |

2004.07.16 Friday

フォーン・ブース

フォーン・ブース
デヴィッド・ザッカー



今、見終わった。
まちなかの電話ボックスが舞台でそこで全て物語が描かれるので、単調な感じかと思いきや、メリハリが利いておもしろかった。

でも実は、この作品、犯人役がキーファーサザーランドっていうのをなにかのテレビ番組で知っていたので、ピザ屋のおっさんが運ばれてきたときは「いやー!ちがーう!」と思ってしまった。

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| maita-k | 映画 | 11:36 | comments(0) | trackbacks(0) |

2004.07.15 Thursday

10日間で男を上手にフル方法

10日間で男を上手にフル方法
スペシャル・コレクターズ・
エディション

リチャード・ベイン



夜にレンタル屋さんへいってDVDを4作品ほど借りてきた。
大好きだった彼と付き合っていたときから単純に気になっていたこの映画。

「10日間で男を上手にフル方法」http://www.uipjapan.com/10days/

主演が「あのころ、ペニーレインと」にでていたケイト・ハドソンでなーんかかわいくてみたかったのです。
当時はまさかこんな境遇のときにみることになるなんて夢にも思わなかったですから!!残念!!(しつこい)

仕事で「10日間で男を上手にフル方法」というハウトゥ記事をかくことになったアンディはマシュー演じるベンと出会い、まさに「嫌われる女」を演じることになります。

これまたアンディが嫌な女をやってくれるんですが、そのうち、わたし一つやったことあります!

「彼にしつこく電話をかけまくる」ってやつ。(苦笑

大事な記念日にメールの返事も来ないし、電話にも出てくれなくてついついやっちゃいました!!!
ま、そのとき元彼は他の女の子とお楽しみ中だったことをあとからしったわけですが。

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| maita-k | 映画 | 11:30 | comments(0) | trackbacks(0) |

2004.05.15 Saturday

APPLESEED

APPLESEED
士郎正宗

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劇場公開時に映画館までいって見たんですが、そのときに気に入ったのでDVDを買いました。
買ったはいいが、それからまだ一回も見ていない。
ということで、今日ようやくあけて見ました。

うーむ、やっぱり同じところで泣けた。
話が複雑じゃないだけに、ストレートにぐっとくるところが約2箇所。
このごろ映画みて泣くことが多いな・・・歳かな・・・。

士郎正宗が好きなのと、プロデュースが「ピンポン」の曽利さんっていうのと、音楽がBOOM BOOM SATELLITESってことで、それだけでもかなりあたし向けの映画なのですが、主人公デュナンの顔が好きな絵柄だったのも要因かもしれません。
改めて見てもやっぱ好きだなーと思いました。
確かに当時のモーションキャプチャーの技術ならばこの動きが限界かなぁと思える箇所も多々ありましたが、それでもヒトとしての自然な動きの表現がすばらしいところもありました。
特にデュナンが戦闘練習後元恋人ブリアレオスと口論した後ロッカーの扉を蹴り上げるところ。
蹴り上げるときの筋肉の動きとそのあといすに座り込んで頭を抱えるまでの流れがすばらしかった。
あと、ブリアレオスの歩き方もあくまでロボットではなくサイボーグであるところ、ヒトとしての動きの演出がよかったと思います。
ただ、気になったのはキャラクターの髪の毛の揺れ方。
これが、もう意味もなくゆれるゆれる。別によりリアルに実写に近くという目的ではないからこういう表現をとっているのかもしれないけど、あたしはちょっとだめでした。
それと、ブリアレオスが瀕死の重傷を負ったときに咳き込むシーンで笑いました。
サイボーグなのに、どうして咳き込むんだよ!!!と。まぁ、「男性としては正常なのに」というヒトミのせりふから考えると、部分的に肉体が残ってるんでしょうか?

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| maita-k | 映画 | 14:56 | comments(0) | trackbacks(0) |

2004.01.17 Saturday

ムーラン・ルージュ

ムーラン・ルージュ
ニコール・キッドマン

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ニコール・キッドマンが綺麗すぎ。
なんであないに真っ白だんねん。
鈴木その子もびっくりだす。
もっともっとショー仕立てのミュージカル映画かとおもてたんやけど、妙に後半悲恋物になってもて、意外やった。
わたいはユアン・マクレガーがあーんまりすきじゃなくて、(なんかデコのあたりが嫌い。)もし相手役がジュード・ロウやったらもっとハピーやったのになーとか勝手に思ってます。
あ、そうそう。衣装もきれいやね、やっぱり。
系統としてはリオがでた「ロミオ+ジュリエット」みたいなゴスっぽい感じがよろしかったです。

これのPVがあるんやけど、クリスティーナアギレラとかpinkがでてるやつ。
あれのマイアがかわいい。pinkはいつもおもうことやけど腰周りでかくない?

| maita-k | 映画 | 16:59 | comments(0) | trackbacks(0) |

2003.10.05 Sunday

パイレーツ・オブ・カリビアン

パイレーツ・オブ・カリビアン
呪われた海賊たち
コレクターズ・エディション

ジョニー・デップ

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ジョニー・デップの髪型がコギャルでかわいい、という映画。(それだけかよ)

ディズニーの「カリブの海賊」の映画版というだけあって「きゃーこわーい!」って笑顔で言えるような作品です。(微笑)
一部素人目にみても「そのカット割おかしいやろ!」とか「この編集おかしい!」とかおもうようなところがあったけど、まぁそれでも楽しめたんやからよかったんちゃうやろか?
ジョニー・デップがコドモのためにでた、とかそういう話やったと思うけど、そりゃコドモもよろこぶやろ。

お父さんは海賊やねんからな!!!!

と、まぁ、ほんまは俳優やねんけどな・・・。
撮影終わったあとも金歯いれてたジョニーたんがかわいかった。
あの酔っ払い(みたいな)演技、一歩間違うと酔拳よな・・・とか思いつつ、どうもこれは続編があるといううわさ。
そのときにもオーランドブルームでるんやろか。あの子、ほんま一気にスターダムですなぁ。
くしゃおじさんみたいな顔してるけど。というか、山咲トオルですか?

| maita-k | 映画 | 13:14 | comments(0) | trackbacks(0) |

2003.08.17 Sunday

リベリオン -反逆者-

リベリオン -反逆者-
クリスチャン・ベール
カート・ウィマー
ヤン・デ・ボン
エミリー・ワトソン
テイ・ディッグス
ショーン・ビーン


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キター(´ A `)ー!
すごいよすごいよママン!!!!ガンカタすごいよ!!!

という気持ちが強いのですけれども、別の視点から。

amazonにもかいてあるんやけど、「ガタカ」と「華氏451」で描かれた近未来を踏襲するような世界観がいい感じです。
どちらの作品もみたことあるので、よりそれは強く思いました。
言論や情報が徹底的に管理された世界は確かに楽で便利かもしれないけど、人間という個の存在が極めて希薄になってしまう虞があるんですね。
そのあたりに警鐘をならした作品は数多くあるんですが、これはエンターテイメント性とそのあたりを非常にうまくミックスさせていて面白い。
心憎い感じです。
主人公の息子役と娘役の演技も非常によくって、最後のあたりの息子の演技はうなってしまいます。
純粋さを表現するのも難しいけど、こういうしたたかさを表現するのも難しいですよね。
あ、それと、こういう映画では主人公との間にラブロマンスなんかあったりしてすぐにファックシーンとかになってしまうんですが、これはそれがない!それが非常によい!!!安易にセックスに結びつけず、感情と理性の狭間で苦しむ主人公の苦悩がより強烈に描き出されていて好感が持てました。
ついでに、ロードオブザリングスの1にでていたショーン・ビンがでているので、ファンの方はおすすめだす。

| maita-k | 映画 | 18:12 | comments(0) | trackbacks(0) |

2003.04.05 Saturday

マイノリティ・リポート

マイノリティ・リポート 特別編
スティーブン・スピルバーグ



未来を予測して犯罪を未然に防ぐ、という設定が斬新です。
またその調査などにつかう機器のI/Fがいかにもってかんじで、未来になったらあんな感覚的な機器になるんやぁ・・・操作簡単そうで難しそうっていうか・・・ピスタチオで腹筋さんが「ナイフ」やってたとき、まさしくああいう機器がI/Fとしてあるような設定やったなぁ・・・とか思ってみてた。

これにでてくる3人の予知者はプリコグと呼ばれているんやけどどうしてもプルコギって思ってしまうだめな焼肉好きのあちき。

スピード感とスリル感が交錯して息もつかせぬ展開になってるところがさすがスピルバーグ。
ただ、いくつか疑問点が残ってしまうのが難だけど。
(特に移植した目のところ)

トムクルーズはもう非常に安定したいい演技をしてくれますが、髪型はMI2くらいのときが一番かっこいいです。そそ、ラストサムライくらいの。短いと急にかっこよさ半減なのです、あちきのなかでは。
コリンファレルはあいかわらず眉毛が濃い。

| maita-k | 映画 | 12:50 | comments(0) | trackbacks(0) |

2002.09.05 Thursday

リターナー

リターナー
〈スタンダード・エディション〉

金城武 鈴木杏
樹木希林 岸谷五朗
山崎貴 平田研也



MATRIXに影響を受けまくりの映画。
しかも、宇宙人がどうみても石井竜也監督作品「河童」と同じように見える。
クリーチャーっていうんですか、ああいうの。なんで宇宙人ってみんなあんな感じでつくっちゃうのだろう。
もっとあほっぽくかわいくつくったらいいのに。
ってそうするとリアリティなくなるから?

それと、金城くんはカツゼツが悪いので見ていてはらはらします。
それとは対照的に岸谷さんは演技がしっかりしてるので、どうしてこんな変な悪役を演じているのだろう、と少し悲しくなりました。
悪い人なんだけど頭悪いっていうか国内映画に出てくる悪役はどうしても規模が小さくて情けないというか・・・。
鈴木杏ちゃんは妙に少年っぽさを残したような演技が鼻につき苦手です。
実際、こういう女の子はいるんだろうけど、言葉が上滑りする感覚があるのです。
あーこのこは普段はこんな言葉遣いじゃないんだろうな、みたいなのが垣間見える瞬間があって興ざめまではいきませんが、映画の世界から今の素の自分の世界に戻ってしまう。

まぁ、ご家族でどうぞ。

| maita-k | 映画 | 12:10 | comments(0) | trackbacks(0) |

2002.07.17 Wednesday

アザーズ

アザーズ
フィオヌラ・フラナガン

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やっぱ、ニコールは1800年代とか1900年代初頭とかの雰囲気が似合う。
現代劇ではその端正な顔立ちが変に現実感を失わせてしまうというか・・・。
この映画はまさに少し昔の古い洋館に引っ越してきた謎の女性と子供たちが主役で怪しさ炸裂なんやけど、ニコールが見事にマッチしててよかったー。
見てるこっちは始終ハラハラしっぱなしなんやけど、オチにすごい衝撃を受けます。
某だいろっかん映画とオチが同じだそうですが、わたしはそっちはみたことないのです。
同じオチでも、こっちのほうが湿っぽさが際立ってておもしろいんちゃうやろか、と思うんですが。
この映画に出てきた部屋にいるはずの娘が老婆に!っていうネタは結構パロディ映画で使われてて有名ですな。

| maita-k | 映画 | 17:50 | comments(0) | trackbacks(0) |

2001.06.05 Tuesday

ダンサー・イン・ザ・ダーク

ダンサー・イン・ザ・ダーク

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とにかく救いはありません。

こんなに徹底的に救いのない映画ははじめてです。

いやー、それにラース・フォン・トリアーの提唱する手法だったとおもうんですけどカメラが動く動く。
カメラを手で持って撮影しててそのカメラが人の視点のように動きまくるんですな。
だから、最初すっごい酔う。
なれてきたら大丈夫にはなるんやけど、ありゃー、ちょっとあちきにはむいてない。

さらに、bjorkがこれまたぶっさいくなんですよね・・・。
人のことは言えないんだが、なんか薄汚い・・・。盲目だし寓話的なテイストをだしてるからかもしれないのだけど、なんか主人公なのに華がないうえ、殺人犯。
正当防衛なんやけど相手が警察官だった(よね?)からさ、立場が圧倒的に不利。
セルマの金を盗んだのはそのおっさんなのにね・・・。

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| maita-k | 映画 | 12:51 | comments(0) | trackbacks(0) |

2001.05.17 Thursday

PARTY7

PARTY7
永瀬正敏 浅野忠信
原田芳雄 堀部圭亮
岡田義徳 小林明美

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キャプテンバナナキターーーー(´ A `)ーーーー!(こんなんばっかり)
「鮫肌男と桃尻女」で有名な石井克人監督の作品。
「鮫肌男と桃尻女」のあとにつくられたので、もっと話題性があるかと思ったのですが、結構地味でしたね・・・。
小林明美ちゃんも第2の小日向しえになれるか!と期待していたのですが、あまりぱっとしませんでした・・・。
なんで原田芳雄がキャプテンバナナとかそういう仕事を引き受けたのかよくわからないけど、浅野忠信と永瀬正敏を同じ映画でみれるというのは結構オトク感がありました。それぞれがひとりで主役はれる人なのでね。
この映画公開当時は特に彼らの日本映画でのスタンスが際立っていて、おしゃれでかっこいい、みたいな雰囲気がぷんぷんしてました。
主役レベルの人たちの演技も面白いのですが、脇役がこの映画はおもしろくて松金よねことか我修院達也もいい味出してましたね。
それと、さりげなく元B&Bの島田洋八もでてて(というかこの人最近は映画で活躍してますよね)いろいろ楽しめます。
セリフとか動きの細かいところのにまでギャグがにじみ出てて、そういうネタを見つけるという楽しみ方もあります。
わたしは浅野忠信の「スカート覗き」の動きが非常におかしかったです。

| maita-k | 映画 | 18:28 | - | - |

2000.08.25 Friday

シティ・オブ・エンジェル

シティ・オブ・エンジェル 特別版
ニコラス・ケイジ
メグ・ライアン
アンドレ・ブラウワー
デニス・フランツ
ブラッド・シルバーリング



ニコラスケイジが天使役というのがこりゃまたすごいというかなんというか。
まぁ、別に白いレースの服を着て頭に天使の輪をつけてるわけじゃないけど、誰がこのキャストを決めたんだか。
もうちょっと若くて綺麗な男がやればもっとよかったかも。
ジュードロウとかいい感じなのにな。
いくらなんでも人間になったときのニコラスの服装が映画史上最もイケてなくて泣けた。
そんなところで泣かせなくても、というか普段は会社でスーツ姿のかっこいい先輩とつきあって初デートでケミカルジーンズはいてこられた、みたいな衝撃がある。

ヒロインのメグ・ライアンはさすがというか、この映画で最も有名なシーン、「両手離し自転車乗り」はほかの映画とかPVでもよく使われてますな。
ま。この映画ではそんなことしてるから事故って死んじゃうんだけど。

ロマンティックといえばロマンティックかもしれないんだけど、オチが悲しすぎるというかそりゃねーよーみたいな気持ち満載になってしまう。

カップルで見たら泣けるんじゃないかな。

| maita-k | 映画 | 11:03 | - | - |