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2005.01.25 Tuesday

ひかりのまち


ひかりのまち
シャーリー・ヘンダースン
ジナ・マッキー
マイケル・ウィンターボトム


by G-Tools


イギリスの幸せでもなく不幸でもない(いや、少し不幸かも)家族(人々)の約1週間を映し出した作品。
何気ない風景や人々の心の動きに思わず涙してしまう、というような作品なのだろうとamazonの評価を見る限りそう思う。
きっとこれで感動しなくちゃダメなんだろうと思うのだけど、あたしは「ナディア」という女性が出会い系でであった男性となかよくなり、ある夜はじめて性的な関係を持ったあとにひとりでバスに乗りながら涙を流すシーンのみ、共感できた。
解釈はひとそれぞれなのだけど、好きなんだけどそれ以上深入りできない雰囲気を彼から感じ取ってしまったというような気持ちを表してるのかなぁ。なんて。
(このあと、本当に彼は他の女性と寝てしまうのだけど)
夜の街並できらめくネオンにてらされてバスの中で泣くナディアはロストイントランスレーションのそれと何か似た雰囲気を持っていて、すごく切なかった。
好きでも届かないものはある。確実にある。

| maita-k | 映画 | 14:42 | comments(0) | trackbacks(0) |










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