2004.12.27 Monday

The Angel's Message

[]
The Angel's Message
伊藤 守

by G-Tools


こんな本を買っていたらあたしの彼だった人なら嫌がるだろうな、と思いつつ購入。
人生訓とかHowto本(「こうすればあなたも愛される!」みたいやつ)は実はあたしもあまりすきじゃない。
でも、こうやって人生の岐路に立たされているとき、思いもかけずこういう本の一言に強く心を動かされるときがある。
こういう言葉を必要としなくても幸せに生きていける人はきっとそのまま通り過ぎてもいいのだと思う。
ただ、こういう言葉に触れなければ立っているのがやっと、という人にとってこれは大切な道しるべになることもあるのだろう。
日常の会話の中にはきっと出てこない言葉の数々。
実際に言葉に出して言われてもくすぐったくなるだけなのかもしれないから、これは読んで自分の中で自分の置かれた状況に照らし合わせてじっくり受け止めていくほうがいいのだと、そう思う。
自分にとって大事に思えない言葉は読み飛ばしたって構わない。
100の言葉があるのなら、そのすべてを受け止める必要はなくて、その中でひとつでも乾いてしまった大地に水が染み込むように自分の中に染みてくる言葉があればそれを反芻するだけでもだいぶちがうんじゃないかな。
いずれそうやって気持ちのほころびは癒されていくのだと思うし。
こういう本を買わずに気付かずに救いを求めずに生きていけるなら本当はそれが一番なのだけどね。

| maita-k | | 18:44 | comments(0) | trackbacks(0) |

2004.12.26 Sunday

金木犀と白檀

mixiのグループに「キンモクセイがすき」というのがあって、あたしはそれにはいってるのだけど、そこで、キンモクセイの香水に関するトピックがあって、どうもキンモクセイというそのまんまな名前の香水があることを知った。

Floral 4 seasons

このサイトで購入できるそうなので、購入してみた。
ちょっと勘違いで香水じゃない希釈濃度のものをかってしまったんやけど、キンモクセイの香りはそもそも体にみにまとうより部屋で香っていて欲しいので、ルームフレグランス的に使う分にはちょうどよかった。

この香りはお手洗いの匂いとして覚えている子供たちも多いそうで、とても素敵な香りなのに、嫌な文化ができてしまったものだな、と思う。
母親もこの香りが好きなので、このまえ、キンモクセイの花を乾燥させて作ったお茶を入れて楽しむアロマポットをプレゼントしたばかり。

今も、あたしの部屋はキンモクセイの香りがします。

続きを読む >>

| maita-k | フレグランス | 00:49 | - | - |

2004.12.20 Monday

CQ

CQ
フランシス・フォード・コッポラ


by G-Tools


コッポラの息子さんの作品。
娘さんのほうはこの映画にもチョイ役ででているあの「ロスト・イン・トランスレーション」監督ソフィア・コッポラですね。
同じコッポラつながりでみたわけですけれども、どちらがよかったかときかれたら断然ソフィアの作品です。
こちらの作品はみる人が見たらとてもおしゃれでおもしろくてサイコー!と思うかもしれないのですが、あたしはあいにくバカなのでおしゃれなだけではすきとは思えない。
確かに、主役の女優さんはモデル出身だけあってものごっつい美人です。ありえねーってくらいね。
でも、それだけなんですよね。あたしにとって。
ソフィアの映画にある「物憂げな日常の断片」みたいなものがあたしは多分好きなのです。
決して煌びやかではないありきたりな毎日の中にこそある綺麗で儚いもの。
ふと気付いたときに感じる驚きや切なさとか、そういうものを映画に描き出すのがうまいと思います。
こちらのコッポラさんは別にそういうものを表現したいわけじゃないと思うので、ソフィアのつくるものと比べるのは失礼なのかもしれないですね。

いまんところ、続けてみたいと思うのは「みつばちのささやき」と「ひかりのまち」です。
どちらもコッポラと何の関係もありませんが。

| maita-k | 映画 | 20:30 | comments(0) | trackbacks(0) |

2004.12.12 Sunday

ロスト・イン・トランスレーション

ロスト・イン・トランスレーション
ビル・マーレイ

by G-Tools


ソフィアコッポラ監督作品。
大スペクタクルロマンでもなければ、息もつかせぬスリルもないし、サスペンスでもない。
東洋の片隅トーキョーで出会った二人の男女のどこにでもあるような、だけど珠玉の一作品。

ビルマーレイ扮する往年のハリウッドスターとスカーレットヨハンソン扮する旦那の仕事についてきた若妻。
二人は文化も習慣も違う東洋の片隅トーキョーで自分の場所を見失う。
気にもかけずにただ先送りにしてた「自分の存在意義」や「価値」をふと顧みる瞬間、そこにとめどなく流れ込む空虚な時間。
トーキョーという名の別世界のネオンに照らされて、おもむろにどうしようもない寂しさに襲われる。
二人はそんなトーキョーで出会い、淡い「恋愛」をするのである。
お互い愛する妻や夫がいる。もちろん、不倫するつもりもない。
ただお互いの隙間に流れ込む寂しさを癒しあえる相手をみつけただけ。
それはきっと、アメリカでは感じないし、みつけられない。異国の地だからこそ、見つけられるもの。

全編に漂う寂しさと切なさが明度の低い淡色で描かれているようなそんな雰囲気を感じた。
もちろん実際の映像が淡色で描かれているのではないのだけど、映像と二人の心情が見事にマッチしていて、何気ないシーンでも突然涙が溢れそうになる。

なにげないのだけど、あたしにとってはとてもかなしくてせつない素敵な映画です。

| maita-k | 映画 | 20:18 | - | - |

2004.12.05 Sunday

スクール・オブ・ロック

スクール・オブ・ロック
スペシャル・コレクターズ・エディション

ジャック・ブラック

by G-Tools


ジャックブラックの映画を見るのはこれが初めてです。
なんか愛しのローズマリーとか出てますよね、彼。
おもしろそうなんですけどね、顔がね、怖いの。
ダチョウ倶楽部の上島を凶悪にしたような顔なんですけども、やっぱりこの映画では最強に怖いシャウト面のカットがありました。
ツェッペリンの曲を車の中で歌うときの顔、あれは多分子供が見たら泣きます。

ストーリーとしては、まぁあるわけない、といってしまえばそれでオワリなのだけど、あったらおもしろいね、という見方をすればいいかな。
結局みんないい人ばかり、なのが少々物足りないのですけど、いうなれば「天使にラブソングを」のロック版みたいなもんでしょうかね。家族でにこにこ楽しくみれるよい映画です。こういうのあたしはすごく好きです。
HR/HMに対して勉強が足りなくてそのおもしろさを十二分に味わうことができてないとはおもうんですが、それでもおもしろかった。子役がみんなうまくてねぇ、楽器の演奏はもちろん演技もうまくて感心。
この映画のために楽器を練習した、とかそういうんじゃないんですね、みんなプロとか幼いころからやってる、とかそういう子供ばっかり。アメリカってほんと才能の宝庫ですね。

これ、続編とかでてほしいなぁとおもうのはあたしだけかな。絶対おもしろいよな。

| maita-k | 映画 | 23:41 | comments(0) | trackbacks(0) |

2004.12.05 Sunday

神に選ばれし無敵の男

神に選ばれし無敵の男
ティム・ロス
ヴェルナー・ヘルツォーク
ヨウコ・アホラ
アンナ・ゴラーリ

by G-Tools


あたしの中では、ですけど。
タイトル負け。

えぇ。タイトル負けです。タイトルの書体に負けました。

タイトルとタイトルの書体のかっこよさに思わず借りてしまいましたが、日本人にとってユダヤ人と諸民族の問題についてはよくわからないというか共感しにくいところがあって神格化したような表現はあまりピンとこないのです。
神に選ばれた、という感覚がそもそもわからない。力が強いのは神様のおかげであり、それはユダヤ人だから、というような描き方はきっともっとそのあたりの勉強をしていると心情を理解できるのだろうと。
別にあたしは差別的なことをいいたいわけじゃなくて、もっとそれならば神が選んだという人々の描き方をもうちょっとドラマティックにして欲しかったなということです。
確かにティムロス演じる預言者は少々おおげさな演出かもしれないですけど、ヨウコアホラ演じる力持ちの男はベルリンまで見世物小屋で働くためにでてくるというのがなんだかなー。
自分の力を試したい、どうして神はこんな力を与えてくれたのか知りたい、という理由はもっともなんだけどもだからって見世物小屋かよ!という。
そして、結局些細な怪我から死んでしまうのですから、神が力を彼に与えた理由をもうちょっと明確にしてくれたらおもしろかったかもとおもうのですね。ただ、これ実話を基にしてますからストーリー自体を変えるわけにはいかないのですけれども。

| maita-k | 映画 | 23:29 | comments(0) | trackbacks(0) |

2004.12.04 Saturday

ラブ・アクチュアリー

ラブ・アクチュアリー
ヒュー・グラント

by G-Tools


いやー、こんな映画クリスマス前にみるもんじゃないす。
男に捨てられた独り身のオンナには堪えるっスよ。
ラブラブカポーがみるための映画だわ、まじで。
いろんなカポーがでてくるんやけども、熟年夫婦のカポーと障害者の弟を抱える女性とデザイナーのカポーはほんまに可哀想。
熟年夫婦のカポーは旦那が色目使われてちょっとふらっとしてしまうんですけどね、自分用に買ってくれてると思った金のネックレスが実は若い女のこのためのもので、旦那は全く別のプレゼントをくれるんですわ。
あれ、ほんま泣ける。
BGMで流れている曲も「愛ってなんですか?愛って私にはわからない」みたいな歌詞なんやけど、ほんま泣けた。
あのせつなさって世の男性はわかってくれないんちゃうかな、ってくらい、切ない。
旦那が他のオンナと浮気してるって決定的になる瞬間やからね。
ああいうのは経験したくないわ・・・。
それと、障害者の弟を抱える女性の話も救いが無い。
それでも彼氏はクリスマスに彼女を迎えに行く、みたいな展開を期待してたのにあれじゃ、障害者の家族を持つ人は恋はあきらめるべきだ、みたいな感じに映る。
酷いわ、この映画。
まぁ、ヒュー・グラントはありえへん大統領で変に楽しめたけど。
それ以外はなんかすごく救いの無い悲しい映画。
彼氏に裏切られたことのある女性は見ないほうがヨロシイ。

| maita-k | 映画 | 20:50 | comments(0) | trackbacks(0) |

2004.12.03 Friday

えいが

メモ書きです。

ROAD OF THE RINGS
スパイダーマン1.2
モンスターズインク
トイストーリー
リロアンドスティッチ
アイスエイジ
オーシャンズ11
X−MEN1.2
ラストサムライ
ざとういち
MATRIX
MI2
キルビル1.2
スターウォーズ1.2
少林サッカー
イングリッシュ・ペイシェント
ブラックホークダウン
アルマゲドン

| maita-k | 映画 | 19:24 | comments(0) | trackbacks(0) |