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2007.02.05 Monday

それでもボクはやってない

まず、痴漢という犯罪は海外ではないらしい。
たしかに朝の同じ時間帯に乗車率200%って言うこと自体が海外にはない習慣なのだろうなと。
周防監督がNYで試写会をしたときもまず、痴漢という犯罪について説明をする必要があった。(ビデオポッドキャスティングでごらんいただけます。)
実際に、海外の人はこれをみて、日本人なら笑わないところで笑ったそうだ。
周防監督はそれに少なからずショックを受けた。

この日本の司法制度のおかしさ、矛盾を突いた映画をあえてつくった本人にもかかわらず、ショックを受けたそうだ。
なぜかというと、こんなおかしな司法制度のもとに成り立っている日本代表としてその場にいたからである。
日本人として恥ずかしいという思いに駆られたのだ。

海外から見ると、こんな茶番、ありえない、バカらしいと笑ってしまうことうけあいなのだけど、そんな海外から笑われるような司法制度によって我々日本人は人生を左右され、時には人生を失ってしまうことがある。
そんなバカらしいこと!と一笑に付すことのできないリアルな現実がここにはある。
主人公、金子徹平の視点は我々日本人ならすごく共感できる、そう、どこにでもいる日本人の視点と同じである。

え?どうしてボクが?
なんで、こんなことに?

大きな疑問符が頭の上に浮かびはするが、その答えは出ぬまま、彼は理不尽な取調べ、調書によって、裁かれてしまう。
きっとこれが別の国のことなら、少しは笑えるかもしれない。
だけど、これはまさに日本、我々の住む国の、そして自分にもいつ降りかかるかわからないものだと自覚したなら、さすがに笑えないのだ。
現にこの映画で笑ったのは、竹中直人のシーンだけだった。
あとはただただ、理不尽な恐ろしい日本の司法制度の現状に震えるだけだった。

こういう行為を許してしまう日本自体を問い詰めたいが、痴漢をする犯罪者、そしてそれを回避することのできない鉄道会社、企業、不当な方法で有罪にしてしまう警察、司法、すべてを問い詰めなければ撲滅など無理だ。

すべての人が泣き寝入りする世の中などあってはならないはずなのに。


映画の話に戻りますが、最後の言葉は印象的です。
灰色の裁判所の壁に映し出されるようにはっきりと、描かれるこの言葉に深く考えさせられるのでした。
あと、エンディングの曲も非常にこの映画にマッチしていて、印象的です。
この曲を聴くことで恐怖ややるせなさがやわらぐのです。
急ぐ必要がないのなら最後まで映画をみる(歌を聴く)ことをお勧めします。

主人公、金子徹平の視点は我々日本人ならすごく共感できる、そう、どこにでもいる日本人の視点と同じである。

え?どうしてボクが?
なんで、こんなことに?

大きな疑問符が頭の上に浮かびはするが、その答えは出ぬまま、彼は理不尽な取調べ、調書によって、裁かれてしまう。
きっとこれが別の国のことなら、少しは笑えるかもしれない。
だけど、これはまさに日本、我々の住む国の、そして自分にもいつ降りかかるかわからないものだと自覚したなら、さすがに笑えないのだ。
現にこの映画で笑ったのは、竹中直人のシーンだけだった。
あとはただただ、理不尽な恐ろしい日本の司法制度の現状に震えるだけだった。

こういう行為を許してしまう日本自体を問い詰めたいが、痴漢をする犯罪者、そしてそれを回避することのできない鉄道会社、企業、不当な方法で有罪にしてしまう警察、司法、すべてを問い詰めなければ撲滅など無理だ。

すべての人が泣き寝入りする世の中などあってはならないはずなのに。


映画の話に戻りますが、最後の言葉は印象的です。
灰色の裁判所の壁に映し出されるようにはっきりと、描かれるこの言葉に深く考えさせられるのでした。
あと、エンディングの曲も非常にこの映画にマッチしていて、印象的です。
この曲を聴くことで恐怖ややるせなさがやわらぐのです。
急ぐ必要がないのなら最後まで映画をみる(歌を聴く)ことをお勧めします。

| maita-k | 映画 | 20:43 | comments(1) | trackbacks(0) |

本に書いてあったんですけど、りんごやブドウでも

できるらしいですね〜


でわ、活用させていただきます♪
| nba london | 2015/01/06 10:58 AM |










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