2005.03.23 Wednesday

げんしけん

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げんしけん (1)
木尾 士目

講談社 2002-12
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以前からきになっていた「げんしけん」。
この言葉の意味が知りたいなぁと思いながら「原子研?」とかおもっていたのだけど、実家に帰ったら兄の本棚に発見。
いまんところ5巻まで出てるのかなぁ。とりあえず4巻くらいまで読みました。
感想としてめっちゃ読みにくい。コマが細かいのかな・・・。内容としてはおもしろいんではないかな。
リアルなオタクの日常が描かれているところがこの漫画の売りなんだと思うので、その点ではいい感じだなぁと思う。
実際うちの兄はこんなかんじなので。
しかし、美形なのに激しくオタクっていうキャラとその彼女が美人っていうのがこの漫画の世界観を微妙にリアルじゃなくしているのが、気になるところ。
とことんリアルにしてしまえるところをこのキャラたちが絶妙に崩してくれているので、それが反対に面白くて人気なのかもしれないなぁ。
でも、ちょっと私向きじゃないのかもな・・・なぜかよくわからないけど読むの疲れました。

| maita-k | | 15:23 | - | - |

2005.03.16 Wednesday

君に読む物語

君に読む物語


とある男女の恋物語とかいてしまえばなーんてことはないのだけど、主人公たちが17歳から老齢になるまでの半生(というか人生)を叙情的に描き出している。

老人男性が同い年くらいの女性に物語を詠み聞かせるシーンから始まり、物語はその男性の読む物語そのものに移行していく。
彼が読む物語の主人公たちの恋愛が非常に甘酸っぱくそして切ない。
読み聞かせてもらっている女性はどんどんその物語に聞きいっていくのだけど、後半あたりでこの物語と読んでいる男性、詠み聞かせてもらっている女性の関係が徐々にわかってくる。
別にその時点で先が読めてしまってつまらない、という類のサスペンスでもないので、物語の筋が分かった上でも充分楽しめる。
浮ついた恋愛しか出来ない人には共感できないかもしれないけど、誰かひとりを心から愛することのできる人にとってみれば非常に共感できる作品。
今までこれほどまでに人を愛したり愛されたりしたことがないのでちょっとうらやましいなぁと思いながら。

| maita-k | 映画 | 13:51 | - | - |