2004.12.27 Monday
The Angel's Message
伊藤 守
by G-Tools
こんな本を買っていたらあたしの彼だった人なら嫌がるだろうな、と思いつつ購入。
人生訓とかHowto本(「こうすればあなたも愛される!」みたいやつ)は実はあたしもあまりすきじゃない。
でも、こうやって人生の岐路に立たされているとき、思いもかけずこういう本の一言に強く心を動かされるときがある。
こういう言葉を必要としなくても幸せに生きていける人はきっとそのまま通り過ぎてもいいのだと思う。
ただ、こういう言葉に触れなければ立っているのがやっと、という人にとってこれは大切な道しるべになることもあるのだろう。
日常の会話の中にはきっと出てこない言葉の数々。
実際に言葉に出して言われてもくすぐったくなるだけなのかもしれないから、これは読んで自分の中で自分の置かれた状況に照らし合わせてじっくり受け止めていくほうがいいのだと、そう思う。
自分にとって大事に思えない言葉は読み飛ばしたって構わない。
100の言葉があるのなら、そのすべてを受け止める必要はなくて、その中でひとつでも乾いてしまった大地に水が染み込むように自分の中に染みてくる言葉があればそれを反芻するだけでもだいぶちがうんじゃないかな。
いずれそうやって気持ちのほころびは癒されていくのだと思うし。
こういう本を買わずに気付かずに救いを求めずに生きていけるなら本当はそれが一番なのだけどね。
| maita-k | 本 | 18:44 | comments(0) | trackbacks(0) |
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