<< トゥルーマン・ショー | main | メメント >>

2004.07.23 Friday

イノセンス スタンダード版

イノセンス スタンダード版
士郎正宗

by G-Tools


士郎正宗のキャラ設定を利用した押井アニメという感じ。
1作目はちゃんと士郎正宗のアニメという感じがしたんだけど、今回は完全に押井作品。
このメイキングを少し見たんだが、そのときスタッフの人が「押井作品は1作目より2作目がいい」というようなことをいってた。
となると、この2作目はよい作品なのだろう。
ストーリーは難解で、説明することは至難の業。
1作目より宗教的で言葉遊びが豊富。
妙にセリフに格言とか名言みたいなもんが含まれてて、声優さんにとってこれはかなりやりにくかったんちゃうやろか、と邪推。
まぁ、プロやからだいじょうぶやろけど。
映像は白がだいぶ光彩を放っているように表現されてて映画館で見ると綺麗です。
描写も細かいし、デッサンの狂いも無い安定した感じが心地よい。
時間かけてつくってるなぁ〜っていうのがすぐにわかる。

物語はといえば、わたしは半分以下も理解できてないかもしれへんので論じることもできないのやけど、まぁバトーの切ない想いはこれからも続くのかなーどうなんかなーみたいな感じです。
素子の肉体はなくなってしまっても、いつでもネット上に存在している=あなたのそばにいる っていうのがすげーせつねい・・・。
ありですか!ありなんですか!とおもったとです。
わたしは素子の顔とかがすきだったので、もうみれないのかーとおもうと「ううう・・・」となってしまう。
バトーみたいに待ちつづけるのってすごく辛いんですよ。
誰かをずっと待ちつづけるのって。
孤独との戦いですからね。
そうやって誰かを強く思いつづけても報われないことが多いのが実情ですから。
待ちたくないな。待つとしても半年が限界。
身も心も本当にくたくたになってしまう。

| maita-k | 映画 | 17:26 | comments(0) | trackbacks(0) |










http://elephant.tblog.jp/trackback/5261