2005.04.24 Sunday

真夜中の弥次さん喜多さん

宮藤官九郎初監督作品
真夜中の弥次さん喜多さん」をみにいってきた。


感想は、ハイレグジーザスのまちゃひこがパンフレットに寄稿した最後の文章に尽きる。
「自分が心底面白いと思えるモノがエンターテイメントのド真ん中に来るなんて想像もしてなかったよ。ありがとう、宮藤さん!!」

これ。まさしく、あたしもこれ。
こんな作品がちゃんとした予算のもと、豪華俳優陣を使って全国ロードショー向きの映画になるなんて数年前まで想像だにしなかったから。
あたしが大学時代に演劇にハマっていろんな劇団や役者を知る機会があったのだけど、その当時に演劇というカテゴリの中で自分の楽しめるものを表現していた人たちが今は日本のエンターテイメントの第一線にいてるわけで、阿部サダヲとかクドカンをテレビでみているとほんと不思議な気持ちになってくる。そして同時に非常にうれしくなってくる。

まぁ、そんなことより、映画の話だけども、この映画はギャグ映画であると見せかけて実はめちゃめちゃ青春アンドラブストーリー。
弥次さん喜多さんのやることなすことぜんぶ爆笑モノなんだけど、それは二人が愛し合ってるからこそ、なんだなぁこれが。
ホモを哂うという感じは一切なくて、あー素敵だなーあたしもこうやって誰かに愛されたいナーって、素直に思える。

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| maita-k | 映画 | 13:27 | - | - |

2005.04.21 Thursday

BOOM BOOM SATELLITES「FULL OF ELEVATING PLEASURES」

FULL OF ELEVATING PLEASURES
FULL OF ELEVATING PLEASURES
BOOM BOOM SATELLITES


今までのアルバムの中で一番ロック色が強い作品。
そして川島さんのヴォーカルがよりfeatureされている感じ。
というか・・・メロディにあわせた歌唱が多くなっている。
PHOTONなんかではよくわかるのだけど、歌っているというより喋っているほうが多いので、おそらく今作からファンになった人はこのギャップに戸惑うかも。
DIVE FOR YOUに象徴されるロックテイスト炸裂の一般的なうれ線曲だけがすきなひとには今作はすごく素直に受け止められるのだろう。
ライブも見に行ったけど、CDとは全然違う。
この臨場感、迫力、轟音。
これは実際にライブに行ったもののみが体感する快感。
体が音楽という名を借りた巨大なうねりにのみこまれていくのをリアルに感じることができる。
だというのに、ボーカルの入ったリズムの早い曲では大いに盛り上がり、ボーカルの入らないテンポの遅い曲ではつまらなさそうな顔をした男の子たちがちらほら。
そういう子を見ているとBoom Boom Satellitesのよさをまだまだあまり分かってないのかなと思ってみたり。
迫力と轟音と川島さんのVocal(しかも少しかすれたようなそれでいてのびのよい声)が重なるだけでそこには別の空間がうまれているのだよ。
そこに感動できるようになってくれ!
ブンブンのライブでももちろん暴れてくれてもいいけど、暴れたいだけならほかのバンドでやってくれ、と思いつつ。
好きな曲はMoment I CountとSpineとRise and Fallとか。

| maita-k | 音楽 | 13:03 | - | - |