2007.01.05 Friday
「Electricity in Your House」I Am Robot and Proud
[音楽]
Electricity in Your HouseWants to Sing
I Am Robot and Proud
きらきらぴかぴか。
子どもはきらきらぴかぴかしたものがだいすきだ。
そして、乙女たちも、きらきらぴかぴかしたものはだいすき。
このアルバムにはそれが音になって入っている。
きらきら、ぴかぴか。
ガラスだまが坂道をころがりおちるように。
それは日の光を浴びてきらきらと輝きながら時には跳ねながら坂道を転がっていく。
坂道を下りきったところでガラスだまはお互いを反射させながらそのまばゆいひかりのなか再び、坂道を転がっていく。
カナダ在住の中国人、Shaw-Han LiemのソロユニットであるこのI am robot and Proudは最初ITMSで偶然であった。
そのまばゆさとかわいらしさに思わず購入。
音楽にまばゆいとかかわいいとかあまりふさわしくないのかもしれないけど、確かに彼の作る曲にはその言葉が適していた。
日本人アーティストで言うとrei harakamiのようなテイストだけど、彼とは若干違う。
rei harakamiの曲はそこにうねり、アンニュイな浮遊感が漂っているが、彼の場合は、素直な曲線を描く球状の音楽が頭の中に描き出されるような感じだ。
キッチュでキュートなインテリアの中で聴くのをお薦めしたい。
| maita-k | 音楽 | 18:08 | comments(0) | trackbacks(0) |
2007.01.05 Friday
「Doppelgänger」 fall of troy
[音楽]
DoppelgängerThe Fall of Troy
The Mars Voltaをもっとシャウト系にした感じというべきか。
どうも、プログレの類に入るそうなのです、これは。
でもやってるひとたちはまだまだ若いおさむ、じゃなくて若い男の子たちです。
やっぱり特徴的なのはギターリフ。
うねるように、流れゆく音符の数々。
絶対カラオケにはないね、ってかんじの曲が素敵に揃ってます。
変調変調また変調、みたいなね。
DreamTheaterとか好きな人なら結構すきなんじゃないかと書いてる人もいるけど、たしかにDTの変調変調また変調みたいなのと傾向はにてるんじゃないでしょうか。
そもそもこのアルバムを聴こうと思ったのは、SSTVでビークルのヒダカトオルさんが2006年のベストアルバムの中のひとつとしてあげていたからなのです。
いや、別にヒダカトオルがすきってわけじゃないけど、そのとき彼が「The Mars Voltaのボーカルを増やした感じ」といっていたのをきいて、それはよさそう!と直感的に思ったからなのです。
あまり試聴せずに買っちまったんですが、期待を裏切りません。
シャウトの声質があまりすきではないのだけど。
シャウトだとLostprophetsの声が好きです。
fall of troyのほうがちょっと声に水分が足りない感じなんです。(苦笑
でも非常にメロディアスなので、シャウトしててもぎりぎり許せる。
このアルバムは主に、ギターを聴け!って感じすなぁ。
ちなみに3曲目は非常にバランスがよいです。
ま、ま。仕事中に聴いたりしても意外といいので、今も聴いてます。
若いバンドなのでこれからの成長が楽しみでもあります。
| maita-k | 音楽 | 12:52 | - | - |
2007.01.04 Thursday
「デラックスカタログ」天野月子
[音楽]
デラックスカタログ(期間限定生産)(DVD付)
天野月子
天野月子のベストアルバム。
ギターを持って歌う、ちょっと企画系というか演出系アーティストはことごとく、椎名林檎のパクリとか偽者とかいわれていて、つっこもその被害をうけたけど、5年間やってきて、全然違うってことがこれで明確になったんではないかと。
確かに椎名さんも素敵ですが、彼女とはまた違う世界がここには広がっていて、あたしは断然こちらが好き。
彼女の魅力としてはどんなものでも歌の世界に取り込んでしまえること。
トランプのジョーカーだってネタになる。→「JOKER JOE」
「52人の軍団に入れなかった人」なんてそんなかっこいい形容で歌にしてしまえる。
「pigeon」(ベストには未収録)は自分の家に来る迷惑な鳩の歌だし。
「恋」(ベストには未収録)では燃えないごみの日に早起きし、ちゃんと化粧して偶然を装って片思いの男性とゴミ捨て場までの道を一緒に歩いたり、代理でペリカン便預かったりする女の子の歌だし。
| maita-k | 音楽 | 18:33 | comments(0) | trackbacks(0) |
2007.01.04 Thursday
「Fantastic」APOGEE
[音楽]
FantasticAPOGEE
声がキリンジ弟に似てるのできき間違える可能性あり、なのである。
若干スピッツにも似てるような。
そしてメロディはとてもメロディアスで繊細、時に大胆。
特にシングルカットされた「ゴースト・ソング」はサビが非常に印象的。
雨に紅花 爪を立てて 赤に濡れた
闇に夕顔 頬を撫でて 白く浮かんだ
メロディはこの歌詞とボーカルを引き立てるかのようによけいな味付けを施さずきわめてシンプルになり、雨露にぬれた鮮やかな色彩を聴くものの想像の中に描き出す。
このバンドはロックなのか、ポップなのか、テクノなのか、いまだによくわからないのだけど確実にいえるのは、一度聴くと忘れられない音楽センスを持ったバンドなのだということ。
アルバム「fantastic」というタイトルも、彼らの音楽、世界観を表現するのに最適かもしれない。
| maita-k | 音楽 | 18:27 | comments(0) | trackbacks(0) |
2007.01.04 Thursday
「The Eraser」Thom yorke
[音楽]
The EraserThom Yorke
radioheadのフロントマン、Thom Yorkeのソロアルバム。
あたしのような素人からするとradioheadのときとさほどかわらないような・・・。
やっぱりradioheadでもThomの要素が強いのでソロになっても結局はかわらないんじゃないかなーという勝手な推測なのだけど。
まぁ、バンドを組んでいる人がソロになったときに極端に方向性が違うっていうのはあまりないよね。堀内孝雄は違うかったけど。
基本的にはradiohead同様、閉塞された世界の中に射し込む一筋の光に向かって進むべきなのかどうなのか悩み苦しみながら歩き続ける孤独な姿を随所に感じられるのだけど、ま、それが若干和らいでいるような少し力を抜いた感じなのかな。
あたしは結構聴きやすいなぁと思います。
特に8曲目の「harrowdown hill」は打ち込みのリズムパターンが印象的な1曲。
ロックともテクノともいい難いいわばradioheadもしくはThom yorkeというジャンルを確立しているといっても過言ではないね。
| maita-k | 音楽 | 18:23 | comments(0) | trackbacks(0) |
2007.01.04 Thursday
「Start Something」 LostProphets
[音楽]
Start SomethingLostprophets
系統としてはHOOBASTANKとかINCUBUSとかミクスチャー系とでもいうのかな、そこらへんのひとたちです、多分。
ただ、彼らに比べてメロディがなんだか微妙に邦楽チック。
しかも、80年代後半から90年代前半くらいの。
もっといえば、epicsonyとかCBSsonyとかのバンドが好きだった方には時々「おっ」と思わせるようなメロディが入る曲がいくつかあります。
つまり、サビとかイントロとかのメロディとかリフが妙に懐メロなんですよねー。
あたしなんかバービー大好きだったので、彼らの曲を聴くと、非常に懐かしいような不思議な気分になります。
Last Train Homeとか結構ヒットした(と思っている)んですが、この曲なんか曲の最後のほうある意味、演歌みたいなこてこてっぷりで非常にハマります。
歌詞もなんか青春してまして
でも、まだ明日がある
悲しみなんか忘れてしまおう
だから僕は家へ帰るんだ、最終列車に乗って
一日の終わりを、悲しみが過ぎていくのを見つめながら
今日という日が終われば、もう何も気にすることはないのさ
どこにもたどり着けなくても、僕たちは歌う
何かが足りなくたって、それでも僕たちは歌う
僕たちは歌う、わけもなく突然、恋に落ちたって
とまぁそんな感じなんですなぁ。よろしおす。
しかし、サマソニで1回生で見ましたけど、演奏と声が調子悪かった感じでした。(苦笑
3rdアルバムも非常によかったので、見たいなぁとは思ってるけど、そのときのトラウマ(いいすぎ)で、ちょっと腰がひけてます。
フーバスとロストどっちかみにいけるってなったらフーバスにいっちゃうかも。
いや、でもどっちのアルバムがよかったかっていったら実はロストのほうがよかったんだよねー。悩みますね。って行く予定ないけど。
| maita-k | 音楽 | 18:20 | comments(0) | trackbacks(0) |
2007.01.04 Thursday
DODECAGON
[音楽]
DODECAGONキリンジ
アルバムを聴いて、思ったのは
安らぎながらわくわくする
そんな不思議な感想だった。
電子音から始まる上質なポップは紛う方無きキリンジそのもの。
堀込弟のvo.と電子音はものの見事に交じり合う。
その融和性に安らぎとそしてわくわくする気持ちも交じり合う。
しかし、一方このアルバムでは様々なジャンルの音楽にも挑戦している。
そのどれもがキリンジとしての形を明確にさせるために行われた施策でもあるのだ。
それはインタビューで彼らも
「すべてエレクトロっぽいとかひとつの傾向に突っ走るのは性分としてできない」
と答えているとおりだと思う。
| maita-k | 音楽 | 18:17 | comments(0) | trackbacks(0) |