2007.02.22 Thursday
小谷美紗子の曲は昔、「火の鳥」を聴いたことがあって、少しの間だけ聴いていたことがある。
でも、彼女の歌は当時の私にはまだ強く響かなかった。
それから10数年。
なにをきっかけか忘れてしまったのだけど、偶然彼女の「Who」という曲を知った。
「CATCH」はその「Who」という曲が収録されているアルバム。
かつて愛する人がいた当時、聴いていた音楽は今聴いても当時のことを思い出す、という経験から決して幸せなことばかりじゃなかったけど、その日々の、そしてその人の美しさだけを覚えて生きていく
という気持ちを歌ったこの「Who」という曲は初めて聴いた私にとても響いた。
最初はメロディ。
そのあとから歌詞を知り、もっと惹かれた。
ただ君だけに 聴いてほしい 聴こえてほしい その為だけに
時代のはじっこで叫ぶ 本当に君を好きでした
行かないで 行かないでよ 記憶の向こうへ
知り過ぎず 美しさだけ 私は覚えている
当時の歌を聴くと思い出すというのはほんとにそうで。
それは恋愛に限らず、その曲を聴いていた当時のことを思い出す。
できれば辛いことは思い出さないで生きていきたいけど、胸にこみ上げてくる「何か」をこうやって歌にしてくれる人がいてくれたから、美しさだけを覚えて生きていくのも悪くないなと思えた。
| maita-k | 音楽 | 20:54 | comments(0) | trackbacks(0) |
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