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2001.06.05 Tuesday

ダンサー・イン・ザ・ダーク

ダンサー・イン・ザ・ダーク

by G-Tools


とにかく救いはありません。

こんなに徹底的に救いのない映画ははじめてです。

いやー、それにラース・フォン・トリアーの提唱する手法だったとおもうんですけどカメラが動く動く。
カメラを手で持って撮影しててそのカメラが人の視点のように動きまくるんですな。
だから、最初すっごい酔う。
なれてきたら大丈夫にはなるんやけど、ありゃー、ちょっとあちきにはむいてない。

さらに、bjorkがこれまたぶっさいくなんですよね・・・。
人のことは言えないんだが、なんか薄汚い・・・。盲目だし寓話的なテイストをだしてるからかもしれないのだけど、なんか主人公なのに華がないうえ、殺人犯。
正当防衛なんやけど相手が警察官だった(よね?)からさ、立場が圧倒的に不利。
セルマの金を盗んだのはそのおっさんなのにね・・・。

この映画で唯一みてよかったとおもうのがセルマに好意を寄せている男の人とのデュエット。
ゆったりと動く汽車に乗ってセルマが輝きを放ちながら歌を歌うこのシーンは素敵です。
この映画がミュージカルテイストでよかったなと。
このシーンがなかったらほんま救いがなさ過ぎて死にたくなるよ。

たしか、この映画のサントラではbjorkとトムヨークがデュエットしてるんよなぁ。
トムヨークは偶然というか右目(だっけ?)を失明しているので、なにか因縁めいたものを感じます。

まぁ、総じて言うと、救いがなさすぎの世界で最も暗く陰湿で救いのないミュージカル映画です。
一人で見るのはお勧めできない。カップルにもお薦めできない。家族で見るのもお勧めできない。

あれ?じゃ、誰にお薦めなんだろ?

| maita-k | 映画 | 12:51 | comments(0) | trackbacks(0) |










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