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この機械に限りなく近い人物として主人公零は描かれる。
零はブーメラン部隊と呼ばれる冷酷無比なならず者の集まりに属する青年である。
自分の役目は敵の情報を集めることだけで、仲間が攻撃されても援護しない。
信頼できる相手は自分の愛機「雪風」とブッカー少佐のみである。
しかし、冷酷といわれる零でさえ何かを、誰かを「信頼する」という気持ちがあり、作品のところどころで見せる感情的な行動を見ていると、機械とは明確に異なる有機体としての存在を意識せざるをえない。
人は戦うために生まれてきたのだろうか?
戦うという名目において人が人である必要性は無いのかもしれない。
しかし、人はもっと(広意義において)人としての存在価値はあるのだと思う。
| maita-k | 本 | 19:04 | comments(0) | trackbacks(0) |