2005.11.06 Sunday
ヴァージン・スーサイズ
[映画]
ヴァージン・スーサイズ
ジェームズ・ウッズ
キャスリーン・ターナー
キルステン・ダンスト
ソフィア・コッポラの初監督作品。
1970年代のアメリカのごく平凡で保守的な街にすんでいた5人姉妹の自殺を回想する男性によって物語は進む。
末娘の自殺を皮切りに美しい姉妹たちの一瞬の煌きが古ぼけたフィルムのような独特の色彩感覚で描かれるさまは非常に美しい。
特に、四女役のキルスティン・ダンストの美しさが印象的。
思春期の少女にしてはバランスの取れたスタイルとスローモーションで映し出される彼女の微笑みは男性でなくてもぐっと引き寄せられるだろう。
| maita-k | 映画 | 21:05 | - | - |
2005.11.06 Sunday
東京タワー
[映画]
東京タワー 通常版黒木瞳 江國香織
源孝志
「恋はするものではなくておちるもの」
そう人はよく言います。この映画でも岡田くん扮する透が冒頭にいいます。
でも、後半で岸谷吾朗扮する浅野がこう言い放ちます。
「恋はおちりゃいいってもんじゃないんだよ」と。
ああ、なんかすっきりした、このセリフ。
透と詩史(しふみ)の恋愛は確かに純粋な恋愛で周りを傷つけてでも愛することは止められない、という類のものなんでしょう。
でも、その周りを傷つけるってことにおいて、一般の恋愛と異なり不倫は本当に傷つく人が多いのも事実です。
浅野であれ透の母であれ、愛するものを奪われる苦しみは筆舌に尽くしがたいと思います。
人を苦しめて成り立つ恋愛には相当の覚悟がいると思うのですが、この映画はそのあたりが丁寧に描かれていないので、主人公の二人がひどく浅はかな行動を繰り返しているようにしか見えないのです。
二人の逢えない切なさや逢えたときの快楽ばかりがクローズアップされ、この二人の存在がひどく浮ついたもののように思えます。
さらに透には恋愛以外での描写がないために、どうして詩史がそれほどまでに透に惹かれるのかが描ききれていません。
詩史からの電話を待つだけの毎日、詩史の好きな本を読むだけの毎日。
与えられるだけで、自分からは与えるものがないように見えます。
なので、透はまさに詩史にもてあそばれているようにしか見えず、おもちゃ云々のセリフがひどく皮肉にしかきこえないのでした。
| maita-k | 映画 | 17:51 | - | - |
2005.11.06 Sunday
ブラウン・バニー
[映画]
ブラウン・バニー
ヴィンセント・ギャロ
クロエ・セヴィニー
なんとなく雰囲気がダウンタウンのまっちゃんににてるヴィンセント・ギャロの監督作品。もちろん脚本も演出も主演もギャロ。
超映画批評で高得点をとっていたので期待してみたけど、見終わったあと「・・・。」と何もいえなかった。
そもそも、あたしのもっているDVDがどうも字幕がでないようになってしまっていて、部分部分しか字幕が出なかったせいもあるだろうなとおもう。
ポイントとなる部分をつかめきれずに終わってしまった。
ポイントがわからずに、最後の10分あたりのシーンをみてしまうと、なにがなんだかわからずただのポルノ映画かと思ってしまう。
あとからWebでようやく意味がわかったあたしはきっとこの映画のよさを理解しきれなかった部類だろう。