2007.02.22 Thursday
CATCH
[音楽]
小谷美紗子の曲は昔、「火の鳥」を聴いたことがあって、少しの間だけ聴いていたことがある。でも、彼女の歌は当時の私にはまだ強く響かなかった。
それから10数年。
なにをきっかけか忘れてしまったのだけど、偶然彼女の「Who」という曲を知った。
「CATCH」はその「Who」という曲が収録されているアルバム。
かつて愛する人がいた当時、聴いていた音楽は今聴いても当時のことを思い出す、という経験から決して幸せなことばかりじゃなかったけど、その日々の、そしてその人の美しさだけを覚えて生きていく
という気持ちを歌ったこの「Who」という曲は初めて聴いた私にとても響いた。
最初はメロディ。
そのあとから歌詞を知り、もっと惹かれた。
ただ君だけに 聴いてほしい 聴こえてほしい その為だけに
時代のはじっこで叫ぶ 本当に君を好きでした
行かないで 行かないでよ 記憶の向こうへ
知り過ぎず 美しさだけ 私は覚えている
当時の歌を聴くと思い出すというのはほんとにそうで。
それは恋愛に限らず、その曲を聴いていた当時のことを思い出す。
できれば辛いことは思い出さないで生きていきたいけど、胸にこみ上げてくる「何か」をこうやって歌にしてくれる人がいてくれたから、美しさだけを覚えて生きていくのも悪くないなと思えた。
| maita-k | 音楽 | 20:54 | comments(0) | trackbacks(0) |
2007.02.22 Thursday
「As If To Nothing」craig armstrong
[音楽]
As If To Nothingクレイグ・アームストロング
エバン・ダンド モグワイ
映画のサントラを手がけているアーティストCraig Armstrongのアルバム(おそらく2枚目)。
彼自身はBjorkやMassive Attackのアレンジも手がけたりしたことがあるそう。
アルバム全体に荘厳な雰囲気が流れ、まるで何かの映画のサウンドトラックのよう。
とっかかりやすいのがおそらく5曲目の「Finding Beauty」。
この曲は2003年ごろスバル・レガシーのCM曲として使われたことがあるので、聴いていると「お!」と思う方も少なくないはず。
車のCMは数多くあれど、この曲が使われたCMは非常に印象的だったからなのだ。
それ以外にも11曲目「Stay (Faraway, So Close!) (Featuring Bono)」はその名のとおりU2のBonoがVo.として参加しており、Bonoの声が伸びやかに曲と混じりあい、とても感動的なトラックとなっている。
また、6曲目の「Waltz (Featuring Antye Greie-Fuchs)」も女性Vo.が少し変わった感じでfeatされていて、印象深い。
女性は歌っているのではなく、ただ、何かを数えているような、または唱えているような、つまり単語だけをひたすら発声している。
それだけがバックに流れるCraigの曲と徐々に交じり合い、時には女性の声がメロディとなる。
Craigの曲は基本的にクラシック的な、サウンドトラック的な要素が強いが、クラシックに馴染みのない人でも比較的聴きやすいという特徴がある。
彼の1stも同じようなテイストなので、興味のある方は1stも聴かれることをお勧めする次第。
| maita-k | 音楽 | 10:20 | comments(0) | trackbacks(0) |
2007.02.22 Thursday
「green chord」 ACIDMAN
[音楽]
green chord(初回生産限定盤)ACIDMAN 大木伸夫
待望のACIDMANニューアルバム。
シングルカットされていたプリズムの夜を含む13曲。(内2曲インスト)
ACIDMANのよさはなんといってもVo.大木の声とスケール感の大きな歌詞だと思う。
なんかの冊子で読んだのか、聞いたのか忘れたけど、昔、大木さんの書く歌詞はスケール感がでかすぎるといわれたことがあるらしい。
でも、それがこういうひとりぼっちの静かな夜に聴くにはとても心に染みるのだった。
いや、染みるというか、変に「何でもわかってるよ」的な共感ソングと違って、もっと大きな視野で物を見ることで優しくなれるってことを教えてくれるような感じ。
前述した「プリズムの夜」は特にお気に入り。
明確なストーリー性やテーマは読み取れないが、全体に流れる空気感、叙情感は非常に魅力的で、特にサビへ行く前の大木のVoと演奏が静から動へ流れゆくさまがまるで小川から大きな流れに変わるようにドラマチックなのだ。
いらいら、ごちゃごちゃした日常とは違う別の世界へぐっと引き寄せて、そして抱きしめてくれるような安心感。
それがここにはある。
| maita-k | 音楽 | 10:16 | comments(0) | trackbacks(0) |
2007.02.22 Thursday
eksperimentoj
[音楽]
eksperimentojeksperimentoj
mixiのradioheadコミュにて紹介されていたCD。
ぱっと聴いてみると、洋楽に聴こえる。すべて歌詞が英語というのもあるし、発音が向こうっぽい。
というか、ボーカルがThom Yorkeに似てる!!!
歌い方といったほうが正しいのか・・・。
ほんとにradioheadの新作がでたのかと勘違いする人がでるのもわかる。
私は、iTMSでざっくり試聴したのだけど、なんだかもっとちゃんと聴きたい!とおもって、昨日買ってきてしまいました。
プレーヤーにかけて・・・(ってほんとはマシンにいれたんだけど)聴いてみたら、あららら。なんかやっぱりradioheadとは音が違う。
でも似てる。
やっぱボーカルが似てるっていうのが要素としては強いんだろうけど。
でもまー、普通にいい感じです。
ヘビロテになるかといわれれば微妙だけど、これを日本人の男性がやっているというのは非常に新しい感じがします。
ただ、あまりにも既存のアーティストを意識しすぎているような気がして、この人たちのオリジナリティってなんだろう?と思ってしまうのも事実。
1stアルバムなので、今後どういう展開をしていくのかが気になるところ。
ちなみに、バンド名はエクスペリメントイと読むそうです。
最後のJをイと発音するのかー!!!
| maita-k | 音楽 | 10:13 | comments(0) | trackbacks(0) |
2007.02.22 Thursday
「TERMINAL」salyu
[音楽]
TERMINALSalyu 小林武史 一青窈
salyuのニューアルバム。
映画「地下鉄(メトロ)にのって」の主題歌として使われたことで知った人も多いだろう。
彼女の魅力はなんといっても声。
そして彼女の持つ独特な無国籍感。
日本でもなく、特定の国でもない。
御伽噺のような・・・でも必ずしもハッピーエンドでは終わらない、やや物憂げな世界。
その中で唯一絶対的で力強いもの、それが彼女の声であり、彼女の存在。
プラットホームのPVは特に印象的で、地下鉄車内でさまざまな風貌の人間が入れ替わり彼女の前に現れ、それがモノクロームで描かれる。
結論がとくにでるわけでもない、でも、彼女の声とその圧倒的な存在感だけで充分あたしたちは安心し、癒されるのである。
「to U」で出会った方も、そうでない方も、まずは聴いていただきたい名曲です。
ちなみに、このアルバムには入ってないけど、「彗星」も名曲。
彼女の魅力をもっと感じたいならば、このアルバム以外にも聴いてみることをお奨めします。
| maita-k | 音楽 | 10:11 | comments(0) | trackbacks(0) |
2007.02.22 Thursday
ちょんまげ天国~TV時代劇音楽集~
[音楽]
ちょんまげ天国~TV時代劇音楽集~テレビ主題歌 杉良太郎 山上路夫
同じ会社のスミさんから貸してもらったアルバム。
もともと時代劇(というかドラマ自体)をみないので、聴いてもおもしろくないかも・・・と最初心配だったのだけど、1曲目からもうそんな不安は一気に吹き飛んだ。
す、すばらしすぎる!!
特に、4曲目「だれかが風の中で/ 上條恒彦」でドーパミンが放出(はなてんと読まない)。
頭の中ではアニーのミュージカルでおなじみ上条恒彦が、大草原の中で熱唱している。
仕事中にこぶしを振り上げたくなるのを必死に抑えつつ、引き続き聴きこむ。
そして6曲目「すきま風/ 杉良太郎」。
はい、きたー。
杉さま!!いや、1曲目も杉さまなんだけど、1曲目の色男な杉さまがこの曲で色気の中にも哀愁を感じさせて、たまらない!!
そして中盤、怒涛の名曲群。
花のお江戸のすごい奴/ 若林豪
はみだし野郎の唄/ 目黒祐樹
江戸の黒豹/ 杉良太郎
有名かどうかは知らないのだけど、あたしの中では名曲決定です。
だってタイトルがすごいもん。