2004.09.24 Friday
夏と花火と私の死体 著:乙一
[本]
作者が16歳のときに書いたデビュー作。
16歳とは思えない描写力に圧倒される。
ただ、主人公は9歳の少女でその少女が語り手となっているのだが、9歳にしてはここまで描写力があるのはちょっと不自然・・・。
しかし、ストーリーの組み方がうまいのでぐいぐい引き込まれる。
とにかく、最初の数ページ目で早速主人公が死んでしまうのが衝撃的。
この予想外の展開でふいうちをうけた読者はこの語り手がどうなってしまうのか、気になってしまうのである。
| maita-k | 本 | 19:06 | comments(0) | trackbacks(0) |