2005.08.07 Sunday
海風は時を越えて
[音楽]
海風は時を越えて平川地一丁目
佐渡在住の兄弟「平川地1丁目」のセカンドアルバム。
1stでは弟の直次郎がまさに声変わりの時期で曲によって声がまったく違うのだけど、2ndは声変わりが終わっていて、すべて「男性」の声になっている。
少年のころの声もすきだったけど、大人になったあとの声もとてもいい。
これはうれしい。
曲も高校生や中学生の男の子が作ったとは思えないレベルの高い歌詞、メロディで圧倒させる。
それはテクニックという意味ではなくて、叙情豊かというべきか、情景や心情を言葉で表現することに長けているという意味。
お父さんがフォークがすきだという影響をたぶんに受けていて、彼ら自身もとてもフォークが好きらしいのだけど、心にぐっと染み入る曲が作れるのは好きだから、という理由だけでは片付けられないと思う。
はがれた夜は映画「隣人13号」でも使われたりして、タイアップ関係が増えるのと並行して人気もだいぶあがってきた。
ただこのまえいったコンサートでは、中学生や幼児とその母親という層が多く、今後の二人の成長に伴って、ファン層が大きく変わっていくことが予想される。
それでも、この「曲に対する感性」は失わないでほしいなぁ。