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2007.02.18 Sunday

BEST〜orange〜

90年代に活躍したバンドJIGGER'S SONのベストアルバム。
と書いても多分だれもしらないだろうけど・・・。
彼らのバンド名は「自画自賛」をもじっているのだけど、その名に恥じないすてきな曲ばかり。

(1)缶ビール(2)海辺で暮らす君(3)告白(4)春(5)大丈夫(6)流星(7)何もしてあげない(8)雪(9)月(10)クロ(11)素敵な日々(12)紫の花(13)忘れないで(14)お宝〜大切な君だから

「缶ビール」は青春時代をともに過ごした恋人たちが最後の別れのときに飲んだビールのお話。
缶ビールの味と涙の味が混じってへんな味だね、もう会えないよ・・・と歌うヴォーカル坂本サトル(当時は坂本覚名義)の熱唱が胸に熱い。

「大丈夫」は私的にはスマッシュヒットしたと勝手に思っているのだけど世間的にはどうなんだろな。

どんなに風が冷たくても大丈夫 君の空は僕がみてる
君の願いはきっとかなうさ 大丈夫 君のために今できることは歌うことだけだよ

この曲は愛とか恋というものを越えてもっと大きな視野で「大丈夫」をキーワードに歌っているすてきな応援歌なので、元気がないときに聴くとよいかも。

「流星」
これは美メロ。最初からサビ。
しかも本当に流星という言葉とメロディが合致していてキラキラしてる。
坂本覚らしい元気&感動ソングです。

「何もしてあげない」
この歌を発表したとき、かなりファンからは不評だったそうな。
メロディがどうとかではなくこれは歌詞が今までの応援ソングではなく、完全に突き放した歌詞だったからで。
ジガサンはとにもかくにも元気応援ソングを歌うというイメージがかなり定着していたのであえてそこを脱却するために意図的に作られたものだったはずなので、そういう意味では成功したのかな?

「月」
これは恋愛しているときには非常に身にしみる歌。(おそらく)
彼女に今一歩積極的になれない男の子が自分のことを「月」に例えて、いつでも君をみてるよ、だけど月は君の気持ちは見えないんだと語る。
それに対して彼女は

 なぜそんな風に言うの
 雨の夜も星ひとつぶ瞬かない暗闇でも
 私には月が見えている
 いつも月は見えている
 いつもあなたを想ってる

と彼にいうのです。ひゃー。すごいす。坂本覚天才。

「紫の花」
これもとてもいい歌です。
しかも、非常に奥が深い。
夏でも長袖を着ている彼女、実は彼女には腕にやけどの跡が残っているのです。
でも、彼は思います。その傷跡があったから彼女は強く生きてきたのだと。
だから彼女に伝えます。

僕の前で隠したりしないで。
あなたに半袖の真っ赤なシャツを贈るけど今度の夏はそれを着てくれるだろうか?
僕はあなたが好きだから・・・

私の友達にアトピーの子がいるのですが、この歌を聴いて印象的だったというのを聞いてからこの歌がなんだか特に好きになりました。
かけそうでなかなかかけないよなぁこんな歌。

いい歌がたくさんあるためこれだけではおさめきれず、appleという兄弟アルバムがありそちらにもいい曲が収録されています。BEST〜orange〜

| maita-k | 音楽 | 20:46 | comments(0) | trackbacks(0) |










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